MLB成績表2026年最終版|両リーグ順位と個人成績タイトルを数字で徹底解説
2026年のMLBレギュラーシーズンが終了し、アメリカンリーグとナショナルリーグの順位、打率、本塁打、打点、OPS、防御率、奪三振などの年間成績が確定した。打撃部門ではヨルダン・アルバレスとピート・クロウ=アームストロングが圧倒的な存在感を示し、投手部門ではジェイコブ・ミシオロウスキーが防御率1.80、252奪三振という驚異的な数字を残した。
MLB公式が公表した2026年9月27日終了時点の最終データを基に、両リーグの順位表と個人成績ランキングを整理する。さらに、各部門のタイトル獲得者、WARによる総合評価、注目選手3人の成績を比較し、2026年シーズンの勢力図を読み解く。なお、10月23日から31日までの日程で行われるポストシーズンの成績とは区別し、ここではレギュラーシーズンの数字を対象とする。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- リーグ順位:ア・リーグはタンパベイ・レイズが98勝、ナ・リーグはミルウォーキー・ブルワーズが103勝で各リーグ最高勝率を記録。
- 打撃タイトル:アルバレスが打率.316、OPS1.033で打撃部門を席巻。クロウ=アームストロングは45本塁打、41盗塁を記録。
- 投手タイトル:ミシオロウスキーが防御率1.80、252奪三振でMLB全体トップ。セーブ王は41セーブのケイド・スミスとブライアン・ベイカー。
【2026年最新】MLB成績表の基本情報とレギュラーシーズンの総括
2026年のMLBは、30球団がアメリカンリーグとナショナルリーグに分かれ、それぞれ東・中・西の3地区で順位を争った。
レギュラーシーズンの最終順位が確定したのは9月27日。MLB公式のシーズン成績発表では、162試合を中心とする長いシーズンを通じて、打撃ではアルバレス、クロウ=アームストロング、投手ではミシオロウスキーが特に大きな成果を残した。
チーム成績では、ナ・リーグ中地区のブルワーズが103勝59敗でMLB全体の最高勝率を記録。ア・リーグではレイズが98勝64敗でリーグ最高の成績を残した。
2026年の特徴は、単に本塁打を量産する打者だけでなく、走塁と守備を組み合わせて総合的な価値を生み出した選手が高い評価を受けたことだ。クロウ=アームストロングの40本塁打・40盗塁達成は、その象徴的な事例となった。
一方、投手ではミシオロウスキーが防御率と奪三振の両方でMLB全体のトップに立ち、先発投手として突出した存在感を示した。
【アメリカンリーグ・ナショナルリーグ】2026年MLB順位表一覧
2026年の順位表を確認する際は、地区順位とリーグ全体の勝敗順位を分けて見る必要がある。MLBでは各地区の優勝チームがポストシーズンの上位シードを獲得するため、単純な勝利数順とプレーオフのシード順が一致しない場合がある。
アメリカンリーグ順位表2026
アメリカンリーグでは、東地区のレイズが98勝64敗で全体トップ。中地区はガーディアンズ、西地区はアストロズが制した。
- 1位:タンパベイ・レイズ 98勝64敗(勝率.605)
- 2位:ニューヨーク・ヤンキース 93勝68敗(勝率.578)
- 3位:ボストン・レッドソックス 87勝75敗(勝率.537)
- 4位:クリーブランド・ガーディアンズ 85勝77敗(勝率.525)
- 5位:シカゴ・ホワイトソックス 84勝78敗(勝率.519)
- 6位:ヒューストン・アストロズ 81勝81敗(勝率.500)
- 7位:テキサス・レンジャーズ 80勝82敗(勝率.494)
- 8位:ボルチモア・オリオールズ 79勝82敗(勝率.491)
- 9位:トロント・ブルージェイズ 79勝83敗(勝率.488)
- 10位:ミネソタ・ツインズ 77勝85敗(勝率.475)
- 11位:シアトル・マリナーズ 76勝86敗(勝率.469)
- 12位:デトロイト・タイガース 76勝86敗(勝率.469)
- 13位:カンザスシティ・ロイヤルズ 69勝93敗(勝率.426)
- 14位:アスレチックス 64勝98敗(勝率.395)
- 15位:ロサンゼルス・エンゼルス 62勝100敗(勝率.383)
レイズは98勝でア・リーグ最高成績を記録した。特に注目されるのは、ガーディアンズが85勝77敗で中地区を制したことだ。勝利数だけを見るとヤンキースやレッドソックスを下回るが、地区優勝によってプレーオフでは第2シードを獲得した。
また、アストロズは81勝81敗と勝率5割ながら、西地区優勝によってポストシーズン進出を決めた。地区優勝の価値が順位決定に大きく影響したシーズンだった。
ナショナルリーグ順位表2026
ナショナルリーグでは、ブルワーズが103勝59敗という圧倒的な数字を残した。ドジャースも100勝に到達し、ブレーブス、パドレス、カブス、フィリーズが続いた。
- 1位:ミルウォーキー・ブルワーズ 103勝59敗(勝率.636)
- 2位:ロサンゼルス・ドジャース 100勝62敗(勝率.617)
- 3位:アトランタ・ブレーブス 94勝68敗(勝率.580)
- 4位:サンディエゴ・パドレス 91勝71敗(勝率.562)
- 5位:シカゴ・カブス 89勝73敗(勝率.549)
- 6位:フィラデルフィア・フィリーズ 88勝74敗(勝率.543)
- 7位:アリゾナ・ダイヤモンドバックス 86勝76敗(勝率.531)
- 8位:ピッツバーグ・パイレーツ 82勝80敗(勝率.506)
- 9位:マイアミ・マーリンズ 80勝82敗(勝率.494)
- 10位:セントルイス・カージナルス 77勝85敗(勝率.475)
- 11位:ワシントン・ナショナルズ 77勝85敗(勝率.475)
- 12位:シンシナティ・レッズ 75勝87敗(勝率.463)
- 13位:ニューヨーク・メッツ 74勝88敗(勝率.457)
- 14位:サンフランシスコ・ジャイアンツ 65勝97敗(勝率.401)
- 15位:コロラド・ロッキーズ 58勝104敗(勝率.358)
ブルワーズは103勝を挙げ、ナ・リーグ中地区の優勝とリーグ最高成績を同時に達成。ドジャースも100勝に到達しており、両チームがシーズンを通じて高い安定感を示した。
MLB公式が発表したプレーオフ進出チームは、ア・リーグがレイズ、ガーディアンズ、アストロズ、ヤンキース、レッドソックス、ホワイトソックス。ナ・リーグがブルワーズ、ドジャース、ブレーブス、パドレス、カブス、フィリーズの計12球団だった。
なお、上記はレギュラーシーズンのリーグ全体順位。プレーオフのシード順は地区優勝チームを優先する仕組みで、ア・リーグではヤンキースがリーグ全体2位の勝利数ながら第4シードとなった。MLB公式順位表・2026年プレーオフ組み合わせ発表、Baseball-Referenceの最終順位データ。
【個人成績ランキング2026】打率・本塁打・打点・OPS・投手部門を比較
2026年の個人成績を比較すると、打撃ではアルバレスとクロウ=アームストロング、投手ではミシオロウスキーが複数部門でタイトルを獲得した。
以下はMLB公式が9月27日に公表したレギュラーシーズン最終成績に基づく、主要部門のリーグ首位選手と数字の一覧だ。
| 成績部門 | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ・MLB全体 |
|---|---|---|
| 打率 | ヨルダン・アルバレス(.316) | ガブリエル・モレノ(.311) |
| 本塁打 | ピート・アロンソ(43本) | ピート・クロウ=アームストロング、カイル・シュワーバー(45本) |
| 打点 | ピート・アロンソ(113打点) | アレック・バーレソン(116打点) |
| OPS | ヨルダン・アルバレス(1.033) | ピート・クロウ=アームストロング(.942) |
| 防御率 | カム・シュリットラー(1.95) | ジェイコブ・ミシオロウスキー(1.80) |
| 奪三振 | ギャビン・ウィリアムズ(248個) | ジェイコブ・ミシオロウスキー(252個) |
| セーブ | ケイド・スミス、ブライアン・ベイカー(41セーブ) | メイソン・ミラー、ライリー・オブライエン(38セーブ) |
| WAR(FanGraphs) | アルバレス、ボビー・ウィットJr.(6.8) | クロウ=アームストロング(10.6) |
この一覧から分かるのは、2026年のタイトル争いが一人のスター選手に集中したわけではないということだ。アルバレスは打率とOPS、クロウ=アームストロングは本塁打とWAR、ミシオロウスキーは防御率と奪三振で頂点に立った。
打率ランキング:アルバレスがMLB全体のトップ
打率部門では、ヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレスが.316でアメリカンリーグとMLB全体の首位に立った。
ナショナルリーグでは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのガブリエル・モレノが.311で首位。6月7日以降の打率は.332で、シーズン前半の苦戦から巻き返した。
MLB全体の上位にはルイス・アラエス(.310)、チャンドラー・シンプソン(.306)、オットー・ロペス(.305)も名を連ねた。単純な安打数ではなく、打数に対する安打の割合で評価される打率では、規定打席への到達も重要になる。
本塁打ランキング:クロウ=アームストロングとシュワーバーが45本
本塁打部門では、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロングとフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーが、ともに45本でMLB全体のトップに立った。
ア・リーグでは、ボルチモア・オリオールズに移籍したピート・アロンソが43本で首位。ジュニア・カミネロとアルバレスも42本を記録しており、上位打者の争いは非常に接近していた。
特筆すべきは、クロウ=アームストロングが本塁打だけでなく盗塁でも41個を記録したことだ。長打力と機動力を同時に備えた打者として、2026年を代表する存在となった。
打点ランキング:116打点のバーレソンが全体首位
打点ではセントルイス・カージナルスのアレック・バーレソンが116打点でMLB全体のトップ。前年の自己最高78打点を大きく上回る成績だった。
ア・リーグではピート・アロンソが113打点を記録。2022年にはメッツでナ・リーグの打点王となっており、2026年にはオリオールズでア・リーグの打点王に輝いた。両リーグで打点王を獲得した選手として、MLB公式も歴史的な記録として紹介している。
OPSランキング:アルバレスの1.033は圧倒的
OPSは出塁率と長打率を合算した指標で、打者がどれだけ出塁し、長打を生み出したかを総合的に把握できる。
2026年のアルバレスはOPS1.033を記録。MLB全体のトップとなった。打率.316、本塁打42本、打点106という数字を合わせて考えると、単なるホームラン打者ではなく、あらゆる打撃指標で高い水準を維持したシーズンだった。
ナ・リーグではクロウ=アームストロングが.942でトップ。2025年の.768から大きく数字を伸ばしており、打撃面での成長が明確に表れている。
防御率・奪三振ランキング:ミシオロウスキーが投手部門を支配
防御率では、ナ・リーグのジェイコブ・ミシオロウスキーが1.80でMLB全体のトップ。ア・リーグではニューヨーク・ヤンキースのカム・シュリットラーが1.95を記録した。
奪三振ではミシオロウスキーが252個でMLB全体1位。ア・リーグではクリーブランド・ガーディアンズのギャビン・ウィリアムズが248個でトップとなった。
防御率と奪三振の両部門で首位になることは、単に打者を抑えるだけでなく、三振を奪って失点につながる機会を減らす能力が高いことを示している。
セーブ数ランキング:クローザー2人がア・リーグ首位タイ
セーブ数では、ア・リーグのケイド・スミス(ガーディアンズ)とブライアン・ベイカー(レイズ)が41セーブで並んだ。
ナ・リーグではメイソン・ミラー(パドレス)とライリー・オブライエン(カージナルス)が38セーブで首位タイ。ミラーは70イニングで防御率1.67、129奪三振という優れた成績も残した。
セーブ数は抑え投手の役割やチームの勝利状況にも左右されるため、防御率や奪三振率と組み合わせて評価すると、投手の実力をより立体的に把握できる。
以上の部門別タイトルはMLB公式の2026年最終成績発表に基づく。MLB.com「2026 MLB regular season stat leaders」2026年9月27日。
【注目選手3人】ヨルダン・アルバレス、ピート・クロウ=アームストロング、ミシオロウスキーの成績
2026年の個人成績を深く理解するには、複数部門で優れた結果を残した選手を比較することが有効だ。特に注目したいのが、アルバレス、クロウ=アームストロング、ミシオロウスキーの3人である。
ヨルダン・アルバレス:打率.316、42本塁打、OPS1.033
ヨルダン・アルバレス(Yordan Alvarez)は、ヒューストン・アストロズの主力打者として2026年に圧倒的な打撃成績を残した。
MLB公式選手プロフィールに掲載されたレギュラーシーズンの数字は以下の通り。
- 打数:567
- 安打:179
- 打率:.316
- 本塁打:42本
- 打点:106
- 出塁率:.432
- OPS:1.033
特に注目されるのは、出塁率.432と長打率.601を両立したことだ。単純にヒットを打つだけでなく、四球などで出塁する能力と、長打によって得点機会を広げる能力を兼ね備えている。
キャリア通算OPSも.975と高水準であり、2026年はその実力をさらに上回るシーズンとなった。
FanGraphs方式のWARでは6.8を記録し、ボビー・ウィットJr.と並んでア・リーグトップ。MVP争いを語るうえでも外せない存在だ。MLB公式選手プロフィール、2026年レギュラーシーズン成績。
ピート・クロウ=アームストロング:45本塁打と41盗塁の40-40達成
ピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)は、シカゴ・カブスの外野手として2026年に大きな飛躍を遂げた。
主なレギュラーシーズン成績は次の通り。
- 打数:626
- 安打:175
- 打率:.280
- 本塁打:45本
- 打点:107
- 盗塁:41個
- OPS:.942
45本塁打と41盗塁を同時に記録したことで、いわゆる40-40を達成。パワーとスピードを兼ね備えた選手として、リーグを代表する成績を残した。
さらに、クロウ=アームストロングの評価を押し上げたのが守備力だ。MLB公式は、彼を2026年の野球界でも屈指の守備選手として評価している。
FanGraphs方式のWARは10.6。野手としての打撃、走塁、守備を含む総合的な貢献度で、ナ・リーグとMLB全体のトップとなった。
これは単に45本塁打を打ったからではない。中堅手としての守備、41盗塁による走塁面の貢献も積み重なった結果だ。2026年のMVP候補として大きな注目を集めた理由もここにある。MLB公式選手プロフィール、MLB.com最終成績発表。
ジェイコブ・ミシオロウスキー:防御率1.80、252奪三振
ジェイコブ・ミシオロウスキー(Jacob Misiorowski)は、ミルウォーキー・ブルワーズの右腕投手。2026年は先発投手として圧倒的な数字を記録した。
- 登板:30試合
- 勝敗:16勝5敗
- 防御率:1.80
- 投球回:174.2回
- 奪三振:252個
- WHIP:0.80
特筆すべきは、174.2イニングを投げながら防御率1.80を維持した点だ。短いイニングだけを投げるリリーフ投手とは異なり、先発として一定の投球回数を確保しながら失点を抑え続けた。
また、平均100.6マイルの速球も大きな武器となった。強烈な球威で打者を押し込み、奪三振252個というMLB全体トップの数字につなげた。
WHIPは0.80。1イニングあたりに許した安打と四球の合計が非常に少なく、走者を出すこと自体を抑えていた点も評価できる。
ブルワーズの投手としては、2021年のコービン・バーンズに続いてナ・リーグ防御率トップに立った選手となり、2026年のサイ・ヤング賞争いでも有力候補として注目された。MLB公式ミシオロウスキー選手プロフィール、MLB.com投手部門最終成績。
【WARランキングと勢力図】2026年は個人成績だけでは測れない総合力が際立った
2026年の成績表を分析するうえで欠かせないのがWARという指標だ。
WARはWins Above Replacementの略称で、代替可能な選手と比較して、その選手がチームに何勝分の価値をもたらしたかを推定する総合指標である。
打率や本塁打だけでは評価しにくい守備、走塁、ポジションの違いなどを考慮できるため、選手の総合的な貢献を比較する際に役立つ。
FanGraphs方式のWARランキング
2026年のMLB公式最終成績発表で紹介されたFanGraphs方式のWARでは、以下の選手がリーグトップとなった。
- ア・リーグ:ヨルダン・アルバレス 6.8
- ア・リーグ:ボビー・ウィットJr. 6.8
- ナ・リーグ:ピート・クロウ=アームストロング 10.6
クロウ=アームストロングの10.6は特に突出している。ナ・リーグで10.0を超えるfWARを記録した選手は、2004年のバリー・ボンズ以来という歴史的な水準だった。
一方、ア・リーグではアルバレスとウィットJr.が6.8で並んだ。アルバレスは打撃面、ウィットJr.は遊撃守備や走塁も含めた総合力が評価された形だ。
WARの数字がサイトによって違う理由
WARには複数の算出方式が存在する。代表的なのがFanGraphsのfWARとBaseball-ReferenceのbWARだ。
2026年のクロウ=アームストロングは、FanGraphs方式では10.6、Baseball-Reference方式では9.8と掲載されている。
この差は必ずしもデータの誤りを意味しない。守備評価、投手評価、リーグ補正など、計算に使うモデルが異なるためだ。
したがって、WARランキングを見るときは、どのサイトの算出方式を使っているかを確認することが大切になる。異なる方式の数値を同じランキングとして混在させると、選手の評価を誤解する原因になる。
2026年の勢力図を読み解く3つのポイント
1. 打撃の中心はアルバレスとクロウ=アームストロング
アルバレスは打率とOPSでMLB全体のトップに立ち、クロウ=アームストロングは本塁打、盗塁、WARで大きな成果を残した。打撃の評価軸が多様化していることを示す結果となった。
2. ブルワーズは投手力とチーム成績の両方で存在感
ブルワーズは103勝を挙げてナ・リーグ最高成績を記録。さらにミシオロウスキーが防御率と奪三振の両部門を制した。個人の活躍とチーム全体の勝利が結びついたシーズンだった。
3. ア・リーグは地区優勝チームと個人タイトルの分散が特徴
レイズ、ガーディアンズ、アストロズがそれぞれ地区優勝を果たす一方、個人タイトルはアロンソ、アルバレス、シュリットラー、ウィリアムズなど複数球団に分散した。特定の一球団がすべての部門を独占する構図ではなかった。
【成績表の正しい見方】打率・OPS・ERA・WHIP・WARの違い
MLBの成績表には数多くの指標が掲載されている。数字の意味を理解すると、単純な順位だけでは分からない選手の特徴まで読み取れる。
打率(AVG)
打率は安打数を打数で割った数字だ。一般的に.300を超えると高打率と評価されることが多い。
2026年のアルバレスは.316、モレノは.311を記録した。打率を見る場合は、規定打席に達しているかも確認したい。打席数が少ない選手は、短期間の好成績によって順位が高く見えることがある。
OPS
OPSは出塁率と長打率を足した指標。打者の出塁能力と長打力を同時に評価できる。
2026年のアルバレスの1.033は、両方の能力が高水準だったことを示す。打率だけでは見えない四球や長打の価値を把握したい場合に有効だ。
防御率(ERA)
防御率は投手が9イニングあたりに何点の自責点を許したかを示す指標。数字が低いほど優秀とされる。
ミシオロウスキーの1.80は、2026年のMLB全体で最も優れた数字だった。ただし、防御率は守備や球場環境などの影響も受けるため、奪三振数やWHIPも併せて確認したい。
奪三振(SO)
奪三振は投手が三振を奪った合計数。2026年はミシオロウスキーが252個、ギャビン・ウィリアムズが248個を記録した。
ただし、奪三振数は投球回数にも左右される。投球回が多い投手ほど累計数を増やしやすいため、奪三振率(K/9)と組み合わせると投手の能力を比較しやすい。
WHIP
WHIPは投球回あたりの被安打と与四球の合計を示す指標。数値が低いほど、投手が走者を出す頻度が少ないことを意味する。
ミシオロウスキーのWHIPは0.80。防御率1.80と合わせて見ることで、失点を防ぐ能力だけでなく、走者を許さない安定感も評価できる。
WAR
WARは打撃、守備、走塁などの総合的な貢献を勝利数に換算した推定指標。野手と投手の比較にも利用されるが、算出方式によって数値が異なる。
個人ランキングを確認するときは、打率なら規定打席、投手の防御率なら規定投球回、WARなら算出元を確認する。この3点を押さえるだけでも、成績表の読み違いを大きく減らせる。
【MLB成績表2026年】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のMLBで打率1位になった選手は誰?
A1:アメリカンリーグとMLB全体ではヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレスが打率.316で1位。ナショナルリーグではガブリエル・モレノが.311で首位となった。
Q2:2026年のMLB本塁打王は誰?
A2:MLB全体ではピート・クロウ=アームストロングとカイル・シュワーバーが45本で首位タイ。アメリカンリーグではピート・アロンソが43本でトップだった。
Q3:2026年のMLB防御率ランキング1位は誰?
A3:ミルウォーキー・ブルワーズのジェイコブ・ミシオロウスキーが防御率1.80でMLB全体のトップ。アメリカンリーグではカム・シュリットラーが1.95で首位だった。
Q4:2026年のMLB奪三振王は誰?
A4:ジェイコブ・ミシオロウスキーが252奪三振でMLB全体1位。アメリカンリーグではギャビン・ウィリアムズが248奪三振でトップだった。
Q5:2026年のMLBで最もWARが高かった選手は誰?
A5:FanGraphs方式ではピート・クロウ=アームストロングが10.6でMLB全体1位。アメリカンリーグではヨルダン・アルバレスとボビー・ウィットJr.が6.8で並んだ。
Q6:2026年のMLBで最も勝利数が多かったチームは?
A6:ミルウォーキー・ブルワーズが103勝59敗でMLB全体の最高成績を記録。アメリカンリーグではタンパベイ・レイズが98勝64敗でトップだった。
まとめ:2026年MLB成績表から見える今季の本当の主役
2026年のMLBレギュラーシーズンは、個人タイトルとチーム順位の両面で見どころの多いシーズンとなった。
打撃ではヨルダン・アルバレスが打率.316、OPS1.033でMLB全体のトップに立ち、ピート・クロウ=アームストロングは45本塁打と41盗塁を達成。WARでもFanGraphs方式の10.6という圧倒的な数字を残した。
投手ではジェイコブ・ミシオロウスキーが防御率1.80、252奪三振、WHIP0.80を記録。2026年を代表する投手として強烈な印象を残した。
チーム成績ではブルワーズが103勝でナ・リーグ最高、レイズが98勝でア・リーグ最高。地区優勝を果たした各球団とワイルドカードから勝ち上がった球団によるポストシーズンの戦いも、レギュラーシーズンとは異なる見どころを生んでいる。
2026年の成績表を読み解くうえで重要なのは、打率や本塁打など一つの数字だけで選手を評価しないことだ。OPSで打撃の総合力を、WHIPや奪三振で投手の安定感を、WARで攻守を含めたチームへの貢献を確認することで、選手の本当の価値が見えてくる。
今季の最終数字は、MLBの勢力図を理解するための重要な基準となる。個人タイトル、チーム順位、そして総合指標を組み合わせて見ることが、2026年シーズンを正しく振り返るためのポイントだ。 (出典: mlb 成績 表(Yahoo!ニュース))
井上 大輝 (Daiki Inoue)
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