【匠の技】山内剛はどうやって特殊詐欺を見抜く?店頭での声かけと対策
剛さんの防犯活動で特徴的なのは、電子マネーを購入しようとする人に対して、最初から詐欺だと決めつけないことです。
本人への2026年4月の集英社オンラインのインタビューでは、実際に経験した声かけの方法が詳しく紹介されています。
1. 購入目的を必ず確認する
剛さんによると、詐欺被害に遭いそうになっている人の多くは、購入理由を尋ねられると次のように答える傾向があるそうです。
「ちょっと頼まれて」
山内剛さんの本人インタビューで紹介された回答の傾向。
本人の経験では、被害に遭う直前の人の8〜9割が、このような曖昧な説明をするとのことです。
例えば、次のようなケースでは注意が必要です。
- 誰から頼まれたのか説明できない。
- 電子マネーを何に使うのか分かっていない。
- 高額なカードを購入しようとしている。
- SNSで知り合った相手から購入を指示されている。
- 急いで番号を相手に送らなければならないと言っている。
購入目的を本人が理解していない場合、単なる買い物ではなく、詐欺の送金手段になっている可能性があります。
2. 「警察」ではなく「交番」を勧める
剛さんの声かけには、もう一つ特徴があります。
それは、警察への相談を勧めるときの言葉選びです。
「今こういう詐欺が増えてますんで、交番にちょっと話を聞いてもらって、それから買ってもらってもいいですか」
山内剛さんの本人インタビューより。
剛さんは、いきなり「警察を呼びます」と伝えると、購入者が自分が悪いことをしたかのように感じ、警戒する可能性があると説明しています。
そこで、より柔らかい表現である「交番」を使い、自然に相談へつなげるのです。
詐欺被害に遭いかけている人は、必ずしも自分がだまされていると認識しているわけではありません。相手の気持ちを傷つけず、冷静に考える時間を作ることが大切です。
3. 一度防いでも油断しない
集英社オンラインの2026年4月のインタビューでは、同じ人物が複数回詐欺に遭いそうになったケースも紹介されています。
剛さんによると、同じ人に3回声をかけ、その都度被害を防いだ経験もあるそうです。
一度購入を思いとどまっても、詐欺グループから別のメッセージが届けば、再び被害に遭う可能性があります。
剛さんは、詐欺グループ間で被害者のSNSアカウントなどが共有され、繰り返し狙われる可能性にも言及しています。
電子マネー・プリペイドカード詐欺の見分け方
剛さんの実体験と警察庁の注意喚起を整理すると、特に警戒したいのは次の手口です。
| 詐欺の名目 | 要求される行動 | 注意点 |
|---|---|---|
| 架空料金請求 | 電子マネーカードを購入 | 未払い料金をカード番号で支払わせる |
| パソコンのサポート詐欺 | ギフトカードを購入 | 偽のウイルス警告で不安をあおる |
| 当選金詐欺 | 手数料名目で送金 | 当選金の受け取りに先払いを要求 |
| ロマンス詐欺 | プリペイドカードを購入 | 恋愛感情や信頼関係を利用する |
| SNSを使った詐欺 | カード番号を相手に送信 | 少額の要求から繰り返し請求する |
特に警察庁は、コンビニで電子マネーカードを購入させ、その番号を教えるよう求める行為について、架空料金請求詐欺の典型的な手口として注意喚起しています。
被害に遭わないための5つの対策
1. カード番号を他人に教えない。 購入したカードの番号やコードをSNSや電話で送るよう指示されたら、応じないでください。
2. 急がせる相手を疑う。 「今日中に払わないと裁判になる」「今すぐ手続きが必要」といった言葉には注意が必要です。
3. 購入目的を自分で説明できるか確認する。 説明できない場合は購入を中断しましょう。
4. 相手が名乗る企業や公的機関に直接確認する。 メッセージに記載された電話番号ではなく、公式に公表されている窓口を使います。
5. 家族や警察に相談する。 一人で判断せず、第三者の意見を聞くことが大切です。
すでにカードを購入して番号を伝えてしまった場合は、電子マネーの発行事業者に速やかに連絡し、利用停止や救済措置について相談してください。警察にも被害を申告し、購入記録やメッセージを保存しておきましょう。
相談先は警察相談専用電話の#9110、消費者ホットラインの188です。
【講演活動】島根大学松江キャンパスで約130人の学生に防犯を伝えた
山内剛さんの活動は、コンビニの店頭だけにとどまりません。
2025年2月17日には、島根大学松江キャンパスで学生を対象に特殊詐欺被害防止の講演を行いました。
BSS山陰放送の報道によると、参加した学生は約130人。剛さんが大勢の学生の前で講演するのは、このときが初めてでした。
若者も無関係ではない特殊詐欺
この講演会は、島根県警が学生向けに開催した研修会の一環でした。
取り上げられたテーマは次の3つです。
- 大麻の乱用防止
- 闇バイトの危険性
- 特殊詐欺被害の防止
剛さんは、実際に店舗で対応した詐欺の事例を紹介しました。
特に注目されたのが、当選金を受け取るために手数料を支払うよう要求する手口です。
「あなたが払わないと全員が当選金を受け取れない」といった内容のメールを受け取り、電子マネーを購入しようとした人の事例を説明しました。
また、最近は少額のカード購入を要求する手口も増え、詐欺だと見破りにくくなっていると指摘しています。
学生たちの意識にも変化
講演後、学生からは、自分とは関係のない高齢者だけが狙われる犯罪だと思っていたが、身近な問題として考えるようになったという感想が寄せられました。
若い世代も、SNSを通じた詐欺や闇バイトの勧誘に巻き込まれる可能性があります。
剛さんが伝えたかったのは、年齢にかかわらず詐欺を自分事として考えることです。
兄の健司さんにも講演について報告したところ、返ってきた言葉はシンプルなものでした。
「すごいやん」
講演について兄の反応を紹介したBSS山陰放送の報道より。
現場での防犯経験を大学生に伝えることは、コンビニという一つの場所から地域全体へ活動を広げる取り組みでもあります。
【兄弟エピソード】山内健司も驚いた弟の活躍!杉良太郎との交流も
剛さんが特殊詐欺を防いでいることは、兄の山内健司さんにとっても驚きだったようです。
テレビ番組や本人インタビューでは、兄弟のやり取りがいくつか紹介されています。
表彰されるたびに兄からツッコミ
2026年4月の集英社オンラインの本人インタビューでは、剛さんが警察から表彰されるたび、兄の健司さんが反応していたことが明かされています。
兄からは、
- 「いやもう何回目やねん」
- 「もうもらわなくてええやろ」
- 「全国で1番ちゃう?」
といったツッコミがあったそうです。
芸人らしい軽妙な反応ですが、弟の活動を継続的に気にかけていることもうかがえます。
「一日警察署長」も兄より先に経験
新潮QUEの2026年6月の取材記事では、剛さんが一日警察署長を務めたエピソードも紹介されています。
その際、兄からは、
「なんでお前が先に一日警察署長をやるの」
と冗談交じりに言われたそうです。
全国的な知名度を持つ芸人の兄より先に、弟が警察関連の役割を経験したという、ユニークな兄弟関係が伝わるエピソードです。
杉良太郎がファミリーマート松江学園南店を訪問
剛さんの活動を語るうえで欠かせない人物が、俳優・歌手の杉良太郎さんです。
杉さんは警察庁の特別防犯対策監を務め、特殊詐欺防止の啓発活動にも取り組んでいます。
2025年3月13日、杉さんは島根県松江市のファミリーマート松江学園南店を訪れ、剛さんと対談しました。
警察庁の公式レポートでは、杉さんが剛さんの活動を高く評価し、民間の協力が特殊詐欺防止に不可欠だと説明しています。
その後、2025年4月30日には島根県警察本部で感謝状の贈呈と表彰状の伝達式が実施されました。
この表彰状は杉さんからのもので、警察庁特別防犯対策監としての立場から、剛さんの活動を評価したものです。
山内健司がテレビで弟を紹介
2025年7月9日放送のテレビ朝日系「かまいガチ」でも、健司さんが弟の活躍について話しています。
日刊スポーツの報道によると、健司さんは弟について、地元でコンビニ店長を務め、特殊詐欺を防いで警察から表彰されている人物として紹介しました。
また、杉良太郎さんが弟の店を訪問し、表彰したことにも触れています。
健司さんは弟について、真面目で正義感の強い人物だと話していました。
【2026年最新】山内剛の現在は?20件の詐欺阻止と今後の活動
2026年現在、山内剛さんはファミリーマート松江学園南店の店長として働きながら、特殊詐欺の被害防止活動を続けています。
2026年6月2日と3日に公開された新潮QUEの前後編では、剛さんの現在の仕事ぶりと防犯活動が取り上げられました。
累計20件の被害阻止、感謝状は10回
新潮QUEの記事によると、2018年から2026年までに剛さんが防いだ詐欺被害は累計20件。
警察から受け取った感謝状は10回と紹介されています。
この数字は、2024年の「阻止の匠」認定時点で報道された9件からさらに増えたものです。
また、2026年4月の集英社オンラインの取材では、剛さんが警察に通報しなかったケースや店舗スタッフが防いだケースも含め、これまでに接した被害阻止の経験は20人を超えると思うと語っています。
つまり、本人の活動は個人の表彰回数だけでは測れません。店舗のスタッフとの連携も大きな役割を果たしています。
店舗全体で詐欺を防ぐ仕組みづくり
2025年8月の山陰中央新報の報道では、同店の従業員がロマンス詐欺の被害を未然に防いだ事例も紹介されました。
来店した男性が、SNSで知り合った女性に電子マネーを送るためAppleギフトカードを購入しようとしたところ、従業員が異変に気づき、剛さんに相談。
剛さんが警察に通報し、被害を防ぎました。
この事例では、従業員が普段から詐欺の情報を共有していたことが役立ったとされています。
剛さん自身も、店内で情報を共有していたからこそ防げたと説明しています。
この取り組みは、「阻止の匠」という個人の称号を、店舗全体の防犯意識へと広げるものです。
有名人の弟という肩書より、地域を守る店長として
新潮QUEの取材で印象的なのは、剛さんがコンビニ店長という仕事自体に生きがいを感じていることです。
兄が有名人だから注目されているというだけではありません。
2018年から地道に店頭で声をかけ、困っている人の相談を受け、詐欺被害を防いできた実績があります。
剛さんは、自分の名前が知られることで特殊詐欺を防げるのであれば、メディアへの出演や取材にも協力したいという考えを示しています。
2026年6月時点で紹介された店長歴は約20年。現在の活動の中心は、引き続き松江市の店舗での接客と防犯です。
【よくある質問】かまいたち山内の弟に関するFAQ
Q1:かまいたち山内の弟の名前は何ですか?
A1:山内剛(やまうち・たけし)さんです。兄はお笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんです。
Q2:山内剛さんの年齢は何歳ですか?
A2:2026年6月の新潮QUEの記事では39歳と紹介されています。誕生日の詳細は公表されていません。
Q3:山内剛さんの職業と勤務先は?
A3:島根県松江市にあるファミリーマート松江学園南店の店長です。2026年6月の報道では、店長として約20年の経験があると紹介されています。
Q4:「阻止の匠」に認定されたのはいつですか?
A4:2024年9月24日です。特殊詐欺被害の未然防止実績が評価され、松江警察署から認定されました。
Q5:警察から感謝状を何回もらっていますか?
A5:2026年6月の報道では10回です。2025年3月時点では9回と報じられており、その後の実績が反映されています。
Q6:山内剛さんは杉良太郎さんから表彰されたのですか?
A6:はい。2025年3月13日に杉良太郎さんが勤務先を訪問し、同年4月30日に島根県警察本部で杉さんからの表彰状が伝達されました。
Q7:島根大学で講演したのは本当ですか?
A7:本当です。2025年2月17日、島根大学松江キャンパスで約130人の学生を前に特殊詐欺防止などについて講演しました。
まとめ:山内剛の本当のすごさは、地域に根差した防犯活動にある
かまいたち山内健司さんの弟、山内剛さんは、島根県松江市のファミリーマート松江学園南店で働くコンビニ店長です。
2018年に初めて特殊詐欺を防いで以来、店頭での声かけを続け、2024年には松江警察署から「阻止の匠」に認定されました。
2025年には杉良太郎さんから表彰され、島根大学で学生に防犯を伝える講演も実施。2026年6月の報道では、累計20件の被害阻止、警察からの感謝状10回という実績が紹介されています。
【プロの結論】山内剛の活動から学べる3つのこと
1. 詐欺対策は、相手の小さな違和感に気づくことから始まる。
高額な電子マネーの購入や、購入目的を説明できない状況など、日常の些細な変化が被害防止につながります。
2. 被害者を責めず、相談しやすい環境をつくることが大切。
剛さんの「交番に相談してみませんか」という柔らかな声かけは、相手の心理的な抵抗を減らす工夫です。
3. 個人の経験を組織全体で共有することが被害防止につながる。
一人の店長だけでなく、従業員全員が情報を共有することで、店舗全体の防犯力が高まります。
山内剛さんの活動は、単なる有名人の弟の美談ではありません。コンビニという誰もが利用する場所で、日々の接客を通じて犯罪を防ぐ、地域防犯の具体的な実践例です。
兄の山内健司さんの知名度をきっかけに広がった注目は、今では剛さん自身の実績と活動への評価へと変わっています。
2026年以降も、松江市の店頭から広がる防犯の取り組みに注目したいところです。 (出典: かまいたち 山内 弟(Yahoo!ニュース))
斉藤 桃子 (Momoka Saito)
Webライター最新のトレンドや話題のニュースをわかりやすく解説するWebライターです。読者の皆様に役立つ情報を日々お届けしています。
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