コロナワクチン会社はどこ?2026年国内5社の製品・技術・供給量を徹底比較
2026年10月現在、日本の新型コロナワクチン定期接種で使用されているワクチンは、ファイザー、モデルナ、第一三共、武田薬品工業、Meiji Seikaファルマの5社が供給する5製品です。製品名は「コミナティ」「エムネクスパイク」「ダイチロナ」「ヌバキソビッド」「コスタイベ」。同じ新型コロナワクチンでも、mRNA、レプリコン、組換えタンパクという異なる製造技術が採用されています。
一方、国内で製造販売されていることと、日本企業が独自に研究開発したことは同じではありません。海外で開発された技術を国内で製造する企業もあれば、研究開発から製造まで国内で担う企業もあります。さらに、2026年度の供給見込みは約702万回分に達しており、各社の製品構成や供給体制にも違いが見られます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 2026年度の主要5社: ファイザー、モデルナ、第一三共、武田薬品工業、Meiji Seikaファルマ。 - ワクチンの種類: 通常型mRNA、自己増幅型mRNA(レプリコン)、組換えタンパクの3つが中心。 - 2026/27シーズンの供給見込み: 約702万回分。前年度の使用量約403万回分を上回る。 - 国産技術の特徴: 第一三共は創製・製造ともに国内。武田薬品とMeiji Seikaファルマは海外由来の技術を国内製造に活用。 - 注意点: 技術の違いだけで、有効性や安全性の優劣を判断することはできない。
【2026年最新】コロナワクチン会社はどこ?国内の製造販売5社を解説
2026年度の新型コロナワクチン定期接種に向けて、厚生労働省が公表した製造販売業者は次の5社です。
1. ファイザー株式会社
2. モデルナ・ジャパン株式会社
3. 第一三共株式会社
4. 武田薬品工業株式会社
5. Meiji Seikaファルマ株式会社
2026年9月2日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の資料では、5社のワクチンが薬事承認を取得していることが示されています。
今回のシーズンでは、従来製品の抗原株を変更した企業がある一方、モデルナは新しい製品を導入しました。したがって、単に会社名だけで比較するのではなく、製品名と製造技術まで確認する必要があります。
2026年度の定期接種対象者
2026年度の定期接種は、重症化予防を目的とした予防接種です。
対象となるのは、原則として次の人です。
- 65歳以上の人
- 60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に一定の障害がある人
- HIVによる免疫機能障害があり、日常生活が大きく制限される人
接種は秋冬に原則1回実施されます。
対象者以外でも任意接種は可能ですが、定期接種とは費用負担などの条件が異なります。
【一覧比較】コロナワクチン製造会社5社と製品名・技術の違い
2026/27シーズンに使用される5製品を比較すると、同じ新型コロナワクチンでも、抗原の作り方や開発・製造の背景が異なることが分かります。
1. ファイザー株式会社
製品名:コミナティ
技術:通常型mRNA
対応株:オミクロン株XFG
特徴:スパイクタンパク質の設計情報をmRNAで届ける方式。海外で創製・製造される製品。
2. モデルナ・ジャパン株式会社
製品名:エムネクスパイク
技術:通常型mRNA
対応株:オミクロン株XFG
特徴:スパイクタンパク質全長ではなく、受容体結合部位(RBD)とN末端部位(NTD)をコードする新しい設計を採用。
3. 第一三共株式会社
製品名:ダイチロナ
技術:通常型mRNA
対応株:オミクロン株NB.1.8.1
特徴:国内で創製・製造された国産mRNAワクチン。スパイクタンパク質のRBD領域を標的とする。
4. 武田薬品工業株式会社
製品名:ヌバキソビッド
技術:組換えタンパクワクチン
対応株:オミクロン株XFG
特徴:スパイクタンパク質そのものを抗原として使用。国内製造体制を活用している。
5. Meiji Seikaファルマ株式会社
製品名:コスタイベ
技術:自己増幅型mRNA(レプリコン)
対応株:オミクロン株NB.1.8.1
特徴:細胞内でmRNAが一時的に複製される仕組みを利用したワクチン。海外で創製され、国内で製造される。
この5製品の抗原株、技術分類、創製・製造地域については、厚生労働省の2026年度資料と日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会の合同資料で確認できます。
5社の製品・製造技術比較表
| 製造販売会社 | 製品名 | 技術 | 2026/27対応株 | 創製・製造 |
|---|---|---|---|---|
| ファイザー | コミナティ | mRNA | XFG | 海外・海外 |
| モデルナ・ジャパン | エムネクスパイク | mRNA | XFG | 海外・海外 |
| 第一三共 | ダイチロナ | mRNA | NB.1.8.1 | 国内・国内 |
| 武田薬品工業 | ヌバキソビッド | 組換えタンパク | XFG | 海外・国内 |
| Meiji Seikaファルマ | コスタイベ | レプリコン | NB.1.8.1 | 海外・国内 |
出典:厚生労働省「令和8年度新型コロナワクチンの定期接種に向けたワクチンの開発状況」、2026年度の3学会合同見解。創製・製造は同資料の分類に基づく。
ファイザーのコミナティ
2026年度はXFG対応製剤が使用されます。
PMDAの2026年8月改訂添付文書では、12歳以上用のシリンジ製剤について、販売名や成分、保管条件などが掲載されています。
モデルナのエムネクスパイク
従来のモデルナ製ワクチン「スパイクバックス」との大きな違いは、抗原設計です。
エムネクスパイクは、スパイクタンパク質全体ではなく、RBDとNTDという2つの領域をコードするmRNAを採用しています。
2026年5月に新規承認され、同年8月にはXFG対応への変更手続きが完了しました。
新医薬品であるため、販売開始後6か月間の市販直後調査も義務づけられています。これは発売直後の安全性情報を重点的に収集する制度です。
第一三共のダイチロナ
ダイチロナは、国内で創製・製造されたmRNAワクチンです。
2023年8月2日に国内で薬事承認を取得し、その後も流行株の変更に対応してきました。2026/27シーズンではNB.1.8.1対応製剤が採用されています。
海外製ワクチンを輸入するだけでなく、日本国内でワクチン開発を進める産業基盤を形成した点が特徴です。
武田薬品のヌバキソビッド
組換えタンパク質を抗原として使用し、免疫反応を補助するアジュバントを組み合わせた製剤です。
2026年度はXFG対応製剤が使用されます。
海外で創製された技術を国内の製造体制に組み込んでいる点も、武田薬品の特徴です。
Meiji Seikaファルマのコスタイベ
一般的なmRNAワクチンとは異なり、細胞内でmRNAが一時的に複製される仕組みを採用しています。
2026/27シーズンではNB.1.8.1対応製剤が使用されます。
従来のワクチンと異なる技術を採用した製品であることから、製造技術だけでなく、承認後の安全性評価や情報公開も注目される分野です。
【製造技術を徹底解説】mRNA・レプリコン・組換えタンパクの違い
コロナワクチン会社を比較する際、最も理解しておきたいのが製造技術の違いです。
2026年度の国内5製品は、技術面では大きく3つのカテゴリーに分類できます。
1.mRNAワクチンの仕組み
mRNAワクチンは、ウイルスのタンパク質を作るための設計情報を体内に届ける方式です。
新型コロナワクチンの場合、主にスパイクタンパク質に関する情報を持つmRNAを脂質ナノ粒子に包んで投与します。
接種後、細胞内に取り込まれたmRNAをもとに抗原タンパク質が作られ、それに対する抗体や細胞性免疫が誘導されます。
この仕組みを採用している2026年度の製品は次の3つです。
- ファイザー:コミナティ
- モデルナ:エムネクスパイク
- 第一三共:ダイチロナ
ただし、3製品の抗原設計は同一ではありません。
コミナティはスパイクタンパク質をコードする方式、エムネクスパイクはRBDとNTD、ダイチロナはRBDを標的とする設計です。
2.レプリコンワクチンの仕組み
レプリコンワクチンは、自己増幅型mRNAを利用する技術です。
通常のmRNAワクチンと異なり、接種されたmRNAが細胞内で一時的に複製されるように設計されています。
そのため、抗原タンパク質が作られる時間を長くする仕組みを持っています。
日本で2026年度の定期接種に採用されている代表製品が、Meiji Seikaファルマのコスタイベです。
ここで誤解されやすいのが「自己増幅」という言葉です。
厚生労働省のQ&Aでは、次の点が説明されています。
- mRNAの増幅は細胞内で一時的に起こる。
- タンパク質が無限に作られるわけではない。
- 接種者から他人へワクチン成分が伝播するという科学的知見はない。
レプリコンはウイルスそのものを体内で増殖させる技術ではありません。自己増幅型mRNAと感染性ウイルスの増殖を混同しないことが大切です。
3.組換えタンパクワクチンの仕組み
組換えタンパクワクチンは、ウイルスのタンパク質を遺伝子組換え技術によって製造し、それを抗原として投与する方式です。
mRNAワクチンとの違いは、体内で抗原を作るための設計情報を投与するのではなく、製造工程で作られたタンパク質そのものを投与する点です。
ヌバキソビッドでは、スパイクタンパク質をナノ粒子化した抗原に、免疫反応を補助するアジュバント「Matrix-M」を組み合わせています。
この方式は、B型肝炎ワクチンなどにも使われている組換えタンパク技術を応用したものです。
3種類の技術を比較すると?
| 比較項目 | 通常型mRNA | レプリコン | 組換えタンパク |
|---|---|---|---|
| 投与するもの | mRNA | 自己増幅型mRNA | タンパク質 |
| 抗原の作られ方 | 細胞内で産生 | 細胞内で産生・一時的にmRNAが複製 | 製造工程で作られた抗原を投与 |
| 国内製品 | コミナティなど | コスタイベ | ヌバキソビッド |
| 技術上の特徴 | 設計情報を届ける | 自己増幅機構を持つ | 抗原そのものを使う |
重要なのは、技術の新しさとワクチンの優劣は別問題だという点です。
mRNAだから必ず優れている、組換えタンパクだから必ず安全性が高い、といった単純な判断はできません。年齢、基礎疾患、接種歴、アレルギー歴、製品ごとの臨床データなどを総合的に確認する必要があります。
【2026年度最新】コロナワクチンの供給量は約702万回分
2026年度の新型コロナワクチン供給状況について、厚生労働省は2026年8月時点の見込みとして、約702万回分を公表しています。
これは2025年度の使用量である約403万回分を上回る水準です。
2026/27シーズンの供給見込み
2026年度の供給見込み
2026年8月時点の企業ヒアリングに基づく見込み
技術別の供給見込み
通常型mRNA
約548万回分
レプリコン
約52万回分
組換えタンパク
約102万回分
2025年度の使用量
約403万回分
2026年度の供給見込みとの差
約299万回分増
ファイザーとモデルナの供給量は個別に公表されている?
ここは注意したいポイントです。
厚生労働省の2026年8月25日時点の資料では、ファイザーとモデルナの通常型mRNAワクチンについて、両社合計で約548万回分とされています。
個別の会社別数量ではなく、合算値で公表されているため、548万回分をファイザー単独、あるいはモデルナ単独の供給量として扱うことはできません。
そのほかの製品については、次のように整理されています。
- 第一三共・ダイチロナ:約52万回分
- Meiji Seikaファルマ・コスタイベ:約52万回分
- 武田薬品・ヌバキソビッド:約102万回分
合計で約702万回分です。
実際の出荷状況はどうなっている?
厚生労働省が2026年9月16日に発出した供給通知では、9月第5週時点で約584万回分が出荷可能となる見込みが示されました。
これは年間供給見込みの8割を超える数量です。
ただし、出荷可能数量と実際の接種人数は異なります。医療機関への納入、在庫、予約状況、接種希望者数などによって実際の使用量は変わります。
厚生労働省も、医療機関による過剰な先行注文や返品を避け、地域間で在庫を融通するなど、安定供給に向けた対応を求めています。
【日本製ワクチンの実態】国内開発会社と海外技術の関係
コロナワクチン会社を調べるとき、特に混同されやすいのが「日本製」「国産」「国内製造」という言葉です。
これらは必ずしも同じ意味ではありません。
ワクチンの開発・製造には、少なくとも次の2つの段階があります。
- 創製:ワクチンの基本技術や抗原設計を開発すること。
- 製造:有効成分の生産や製剤化などを実施すること。
この2つを分けると、2026年度の国内5社の位置づけが明確になります。
国内で創製・製造を担う第一三共
第一三共のダイチロナは、国内で創製され、国内で製造される製品です。
国内の研究開発能力と製造基盤を組み合わせた事例であり、日本のワクチン産業にとって大きな意味があります。
海外企業が開発した製品を国内に導入するだけではなく、国内企業が独自に技術を開発して承認を取得することは、将来の感染症危機に備えるうえでも重要です。
国内製造を担う武田薬品とMeiji Seikaファルマ
武田薬品のヌバキソビッドとMeiji Seikaファルマのコスタイベは、海外で創製された技術を国内製造に活用するタイプです。
この違いは、国内製造体制の強化という観点から見ると重要です。
海外で開発された技術を国内で製造できれば、国際的な供給網を活用しながら、日本国内の生産能力も維持できます。
ただし、国内製造だからといって、原材料や製造工程のすべてが国内で完結していると解釈することはできません。
塩野義製薬のコブゴーズも見逃せない
2026年度の5社だけを見ていると、国内の新型コロナワクチン開発の全体像を見落とす可能性があります。
同社は2024年に起源株対応製品の承認を取得し、2026年9月16日にはJN.1系統対応製剤について、追加免疫の用法・用量を追加する一部変更承認を取得しました。
ただし、塩野義製薬の公式発表では、今回承認された製品は2026/27シーズンの接種に指定された推奨株対応ワクチンとは異なるため、同シーズンの供給予定はないと説明されています。
つまり、承認を取得していることと、その年度の定期接種に採用されていることは別なのです。
そのほかの国内ワクチン開発企業
国内の研究開発は、既に製品化された5社だけに限られません。
日本医療研究開発機構(AMED)の研究開発事業では、次のような取り組みが掲載されています。
- 塩野義製薬:ユニバーサルサルベコウイルスワクチンの研究開発。
- VLP Therapeutics Japan:レプリコン技術を利用した幅広いコロナウイルスに対応するワクチン開発。
- 第一三共:季節性インフルエンザと新型コロナの混合ワクチン研究。
これらは研究開発プロジェクトであり、すべてが承認済み・販売中の製品というわけではありません。
国内のワクチン開発企業を調べる際は、研究段階、治験段階、薬事承認済み、実際の供給中という4つの段階を区別する必要があります。
【評判と実態】コロナワクチンメーカーの安全性・信頼性はどう判断する?
コロナワクチンメーカーの評判を調べると、SNSや口コミでは企業名や製造技術に対するさまざまな意見が見つかります。
しかし、個人の体験談や企業に対する好き嫌いだけで、製品の有効性や安全性を判断することはできません。
実際に比較するなら、次の5つの情報が重要です。
1.厚生労働省の薬事承認状況
薬事承認は、ワクチンの有効性、安全性、品質などを審査したうえで行われます。
2026年度の5製品についても、抗原株の変更や新規製品の承認状況が厚生科学審議会の資料に掲載されています。
特にモデルナのエムネクスパイクは2026年に新規承認された製品であり、従来製品との違いを確認する価値があります。
2.PMDAの添付文書と患者向けガイド
PMDA(医薬品医療機器総合機構)では、各製品の添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、リスク管理計画などが公開されています。
2026年の資料では、例えば次のような情報を確認できます。
- コミナティ:2026年8月改訂
- エムネクスパイク:2026年9月改訂
- ダイチロナ:2026年9月改訂
- ヌバキソビッド:2026年8月改訂
- コスタイベ:2026年8月改訂
製品ごとの成分や注意事項を比較する際には、販売名だけでなく、実際の添付文書を確認することが大切です。
3.副反応と安全性の情報
新型コロナワクチンでは、接種部位の痛み、倦怠感、頭痛、発熱、筋肉痛などが報告されています。
また、頻度は低いものの、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こることがあります。
mRNAワクチンについては、心筋炎や心膜炎が疑われる事例も報告されています。
厚生労働省は、これらの副反応疑い報告や健康状況調査を踏まえて安全性を継続的に評価しています。
なお、報告された症状のすべてがワクチンによって引き起こされたと確定しているわけではありません。報告制度の性質と、医学的に因果関係が評価された事象を区別することが必要です。
4.製造体制と供給実績
メーカーの信頼性を考えるうえでは、研究開発力だけでなく、安定した製造・供給能力も重要です。
2026年度は約702万回分の供給が予定され、各社の製品が国内の定期接種に組み込まれています。
ただし、供給見込みの多さがそのままワクチンの有効性や安全性の高さを意味するわけではありません。
供給力と医学的な評価は、別々に見る必要があります。
5.口コミではなく、確認できる情報で比較する
メーカーを比較するときは、次の判断基準が参考になります。
| 判断基準 | 確認する内容 |
|---|---|
| 薬事承認 | 最新の承認状況、変更承認 |
| 有効性 | 臨床試験、免疫原性、実臨床データ |
| 安全性 | 添付文書、副反応、RMP |
| 製造体制 | 創製地域、製造地域、品質管理 |
| 供給状況 | 年度別供給見込み、実際の流通状況 |
特定企業の口コミ評価が高いからといって、その会社のワクチンが医学的に最も優れているとは限りません。
また、製造技術が異なる製品を単純なランキングにすることにも注意が必要です。
接種する製品については、年齢や健康状態、過去の副反応、アレルギー歴などを踏まえて医師と相談することが基本になります。
【コロナワクチン会社に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年現在、日本のコロナワクチン会社は何社ありますか?
A1:2026/27シーズンの定期接種に使用される製造販売業者は5社です。ファイザー、モデルナ・ジャパン、第一三共、武田薬品工業、Meiji Seikaファルマが該当します。ただし、塩野義製薬のコブゴーズなど、定期接種の5製品とは別に承認を取得している製品もあります。
Q2:日本国内で開発・製造されたコロナワクチンはどれですか?
A2:2026年度の5製品のうち、第一三共のダイチロナは国内創製・国内製造です。武田薬品のヌバキソビッドとMeiji Seikaファルマのコスタイベは海外で創製された技術を国内製造に活用しています。国内製造と純国産技術は区別して考える必要があります。
Q3:レプリコンワクチンと通常のmRNAワクチンは何が違いますか?
A3:通常型mRNAワクチンは、投与されたmRNAをもとに細胞内で抗原タンパク質を作ります。一方、レプリコンワクチンは細胞内でmRNAが一時的に複製される仕組みを備えています。厚生労働省によると、無限にタンパク質が作られるわけではなく、接種者から他人への成分の伝播を示す科学的知見もありません。
まとめ:2026年のコロナワクチン会社は技術と製造体制で比較する
2026年10月現在、日本の新型コロナワクチン定期接種を支えているのは、ファイザー、モデルナ、第一三共、武田薬品工業、Meiji Seikaファルマの5社です。
それぞれの製品と技術を整理すると、次のようになります。
- ファイザー: mRNA技術のコミナティ
- モデルナ: RBD・NTDを標的とする新型mRNAワクチンのエムネクスパイク
- 第一三共: 国内創製・国内製造のダイチロナ
- 武田薬品: 組換えタンパク技術のヌバキソビッド
- Meiji Seikaファルマ: 自己増幅型mRNA技術のコスタイベ
2026/27シーズンの供給見込みは約702万回分で、前年の使用量を上回る水準です。
今回の比較から見えてくる重要なポイントは、ワクチンメーカーの評価には、研究開発力・製造技術・国内生産能力・薬事承認・市販後の安全性情報という複数の視点が必要だということです。
特に「日本製」という言葉だけでは、研究開発の主体や製造工程の実態までは分かりません。
ワクチンを選ぶ際には、メーカーの知名度や口コミだけで判断せず、製品ごとの添付文書、承認情報、最新の副反応情報を確認することが大切です。
今後も新型コロナウイルスの変異に応じて抗原株の見直しや製品の改良が続くと考えられます。2026年以降の国内ワクチン産業を理解するには、5社の現在の製品だけでなく、塩野義製薬やVLP Therapeutics Japanなどが進める次世代ワクチン研究にも注目する必要があります。 (出典: コロナ ワクチン 会社(Yahoo!ニュース))