【先発・中継ぎ】則本昂大は巨人でどのような役割を担ったのか
則本のキャリアを特徴づけるのは、先発と救援の両方で結果を残してきた点です。
一般的に、先発投手は試合序盤から長いイニングを投げる能力が求められます。一方、救援投手は登板間隔が不規則になりやすく、短いイニングで確実に失点を防ぐことが求められます。
則本はこの2つの役割を経験してきました。
先発投手としての則本
楽天時代の全盛期を象徴するのは、やはり先発投手としての実績です。
2013年には新人ながら170イニングを投げ、2014年には202回2/3を記録しました。2015年も194回2/3を投げるなど、長いイニングを任せられる投手でした。
先発投手としての則本には、主に次の特徴がありました。
- 長いイニングを投げられるスタミナ
- 三振を奪ってピンチを切り抜ける能力
- シーズンを通してローテーションを支える経験
- 強打者との対戦でも攻めの投球を続ける姿勢
特に5年連続の最多奪三振は、先発投手として継続的に打者と対峙してきた証明でもあります。
中継ぎ・抑えとしての則本
2024年の抑え転向は、則本のキャリアに新しい価値を加えました。
守護神として54試合に登板し、32セーブを記録。2025年も56試合に登板して16セーブ、10ホールドを挙げました。
先発で培った経験を生かし、試合終盤の重要な場面を任せられる投手になったのです。
2026年の巨人では先発起用も経験
巨人移籍後の2026年は、先発としての起用が再び増えました。
スポーツナビの年度別成績によると、18登板のうち先発は10試合です。投球回は61回、防御率は4.72でした。
ここで重要なのは、2026年の数字が楽天時代の抑えとしての成績とは異なる条件で生まれたことです。
例えば、抑え投手なら1イニング前後を全力で投げる登板が中心になりますが、先発では複数イニングを投げるため、球数やスタミナの配分が必要になります。
2026年の則本を評価するなら、防御率だけでなく、先発登板数、投球回、被安打、被本塁打などを合わせて見るべきです。
巨人で先発としてどこまで安定感を取り戻せるかは、今後のキャリアを考えるうえでも重要なポイントです。
【誤解と事実】楽天則本の移籍で知っておきたい5つのポイント
則本昂大の移籍をめぐっては、過去のFA宣言や楽天時代の実績が混同されやすい部分があります。
ここでは、特に間違えやすいポイントを整理します。
1. 楽天を戦力外になって巨人へ移籍したのか?
いいえ。今回の移籍は戦力外通告によるものではありません。
則本自身が海外FA権を行使し、国内外の球団と交渉できる立場になったうえで、巨人との契約を決断しました。
2. メジャーリーグに移籍したのか?
いいえ。2026年の所属は読売ジャイアンツです。
海外FA権を行使したため、メジャー移籍も選択肢にありましたが、最終的には日本国内でプレーする道を選びました。
3. 楽天時代はずっと先発だったのか?
いいえ。
長年は先発投手として活躍しましたが、2024年に抑えへ転向。2025年も救援を中心に登板し、2026年は巨人で再び先発起用を経験しています。
4. 楽天時代に最多セーブを獲得したことはあるのか?
あります。
2024年に32セーブを挙げ、自身初の最多セーブ投手賞を獲得しました。新人王と最多奪三振だけでなく、救援投手としてもリーグを代表するタイトルを手にしています。
5. 巨人の背番号は43なのか?
そのとおりです。
NPBの2026年シーズン終了時の選手情報でも、巨人所属・背番号43と掲載されています。
【プロの結論】則本昂大の巨人移籍はキャリアを再構築する転換点
則本昂大の移籍を評価するとき、最も重要なのは楽天時代の実績と2026年の成績を切り離さずに見ることです。
楽天では新人王を獲得し、5年連続最多奪三振を達成。さらに先発から抑えへ転向して最多セーブまで獲得しました。
これだけ異なる役割で結果を残してきた投手は、豊富な経験そのものが大きな武器になります。
一方、2026年の巨人での防御率4.72は、楽天時代の実績から期待される水準と比較すると課題の残る数字です。
則本を評価する際に見るべき3つの指標
① 防御率だけで判断しない
2026年は4.72でしたが、61イニングを投げて43奪三振を記録しています。被安打72本、被本塁打9本という数字も合わせ、失点を減らすために何が必要だったのかを考えることが大切です。
② 起用方法の変化を考慮する
2024年は抑え、2025年は救援中心、2026年は先発10試合という変化がありました。異なる役割の成績を単純に横並びにするのではなく、登板条件を考慮する必要があります。
③ 楽天時代の実績を正しく理解する
通算123勝、48セーブ、1847奪三振という数字は、則本が長年にわたり一軍で活躍してきたことを示しています。2026年の成績が振るわなかったとしても、過去の功績まで否定されるものではありません。
則本の巨人移籍は、楽天での13年間を終わらせるだけの決断ではありませんでした。
メジャー挑戦を検討し、自分の野球人生を見直し、国内で新たな役割に挑戦する道を選んだものです。
今後の評価では、先発としての安定感、投球回の増加、被本塁打の抑制などが注目点になります。
【楽天則本・則本昂大】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:則本昂大は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:読売ジャイアンツです。2026年1月に楽天から巨人へ移籍し、背番号43でプレーしました。
Q2:則本昂大が楽天を退団した理由は何ですか?
A2:海外FA権を行使し、メジャーリーグ挑戦を含めて次の所属先を検討したためです。本人は環境を変えたいという思いを語っており、最終的に巨人からのオファーを受けて移籍を決断しました。
Q3:則本昂大の2026年の成績と防御率はいくつですか?
A3:NPB公式記録による2026年シーズン終了時の成績は、18登板、3勝4敗、0セーブ、1ホールド、投球回61回、防御率4.72です。
Q4:則本昂大は楽天時代にどんなタイトルを獲得しましたか?
A4:2013年のパ・リーグ新人王、2014~2018年の5年連続最多奪三振、2024年の最多セーブ投手賞を獲得しています。
Q5:則本昂大のNPB通算成績はどれくらいですか?
A5:2026年シーズン終了時点で391登板、123勝103敗、48セーブ、通算防御率3.17です。楽天時代だけではなく、巨人での2026年の成績も含んだ数字です。
まとめ:楽天則本の現在と巨人移籍後の評価
2026年の則本昂大は、楽天から巨人へ移籍し、背番号43を背負って新しいキャリアを歩みました。
海外FA権の行使は、単なる移籍交渉ではなく、35歳という年齢を迎えた本人が野球人生を見つめ直す大きな決断でした。
楽天では13年間にわたって活躍し、新人王、5年連続最多奪三振、最多セーブという実績を残しています。
一方、巨人での2026年シーズンは18登板、3勝4敗、防御率4.72という結果でした。
今回の移籍を理解するための重要なポイントは、楽天時代の実績、海外FA権を行使した背景、そして巨人での新しい起用法を一つのキャリアの流れとして捉えることです。
長年楽天を支えてきた右腕が、巨人でどのような存在感を示していくのか。先発としての安定感を取り戻せるかどうかが、次のシーズンに向けた大きな注目点になります。
主な参考資料・記録
- 日本野球機構(NPB):則本昂大・個人年度別成績、2026年度巨人個人投手成績
- 東北楽天ゴールデンイーグルス:新人王受賞発表、最多奪三振・最多セーブ受賞発表
- 読売ジャイアンツ:2026年契約合意・入団関連発表
- 日刊スポーツ:2025年海外FA権行使、2026年巨人移籍・入団会見報道
- スポーツニッポン:2026年2月1日、巨人移籍を決断した背景に関するインタビュー報道
- スポーツナビ:2026年年度別投手成績 (出典: 楽天 則 本(Yahoo!ニュース))