【坂道合同オーディションとは?】2018年に実施された3グループ合同募集
坂道合同オーディションの正式名称は「坂道合同新規メンバー募集オーディション」です。2018年6月に募集が始まり、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46の3グループが合同で新メンバーを選考しました。
坂道シリーズとして初めて3グループが共同で実施した大型募集であり、応募者は全国から集まりました。2018年8月19日に最終審査が行われ、同年11月29日に各グループへの配属人数が公式発表されています。
このオーディションの特徴は、合格した時点で必ずしも所属グループが決まっていたわけではないことです。選考後の配属審査を経て、各グループに加入するメンバーと、坂道研修生としてレッスンを続けるメンバーに分かれました。
つまり、単に39人を選んだだけではなく、3グループの将来を見据えて人材を振り分けたプロジェクトだったのです。
【応募12万9182人・合格39人】倍率は約3312倍だった
坂道合同オーディションを象徴する数字が、応募総数12万9,182人という規模です。最終的な合格者数は39人。単純計算すると、倍率は約3,312倍になります。
応募総数
最終合格者
単純計算の倍率
合格率
なぜ約3400倍と紹介されることもあるのか
インターネット上では、倍率を約3,400倍と紹介する記事も少なくありません。これは2018年8月19日の最終審査直後に、報道各社が合格者を38人と伝えていたことが関係しています。
当時の日刊スポーツも、38人合格、応募12万9,182人、約3,400倍と報道しました。しかし、2018年11月29日に乃木坂46公式サイトが訂正を発表。正しい合格者数は39人と明確にされました。
実際に計算すると、38人を分母にした場合は約3,400倍、39人なら約3,312倍です。現在、正確な合格者数を基準にするなら約3,312倍とするのが適切です。
合格率から見える選考の厳しさ
39人を12万9,182人で割ると、合格率は約0.0302%です。単純化すれば、約3,312人に1人しか最終合格できなかった計算になります。
ただし、この数字は応募者全体と最終合格者を比較したものです。各審査段階の通過率や、グループごとの採用倍率を示す数字ではありません。
また、最終合格者39人と、最初にグループ配属された21人も区別する必要があります。39人が最終合格者、21人が2018年11月に最初の配属先を得たメンバーです。
【合格者一覧】2018年11月29日の配属先と21人のメンバー
2018年11月29日、乃木坂46と欅坂46の公式サイトでグループ配属が発表されました。
最初の配属人数は乃木坂46が11人、欅坂46が9人、けやき坂46が1人。合計21人です。メンバーの名前は11月30日から12月6日にかけて、各公式サイトで順次公開されました。
出典:乃木坂46・欅坂46公式発表、ソニー・ミュージックレーベルズの2018年12月11日付発表。
乃木坂46 4期生:遠藤さくら・賀喜遥香ら11人
乃木坂46の4期生には、遠藤さくら、賀喜遥香、筒井あやめ、田村真佑らが加入しました。
なかでも遠藤さくらと賀喜遥香は、その後の乃木坂46を代表する存在へと成長したメンバーです。新しい世代の中心を担う存在として、グループのシングルやライブ、各種メディアで活躍してきました。
公式発表では、11月30日に遠藤さくら、柴田柚菜、田村真佑、筒井あやめの4人を公開。12月1日に賀喜遥香、掛橋沙耶香、早川聖来、矢久保美緒の4人、12月2日に金川紗耶、北川悠理、清宮レイの3人が公開されました。
こうして3日間に分けて11人のプロフィールが明らかになり、12月3日には日本武道館で4期生のお見立て会が開催されました。
欅坂46 2期生:森田ひかる・田村保乃ら9人
欅坂46の2期生には、森田ひかる、田村保乃、藤吉夏鈴、山﨑天、松田里奈ら9人が配属されました。
森田ひかるは小柄ながら存在感のあるパフォーマンスで注目され、藤吉夏鈴や山﨑天も個性的な表現力を持つメンバーとして存在感を高めました。田村保乃や松田里奈も、グループ活動やメディア出演を通じて活躍の幅を広げています。
2018年12月3日から5日まで、3人ずつ新メンバーが公開されました。12月10日にはけやき坂46の上村ひなのと合同で日本武道館のお見立て会に参加しています。
なお、欅坂46は2020年10月14日に櫻坂46として活動を開始しました。そのため、2018年加入メンバーを現在のグループ名で説明する場合は「櫻坂46の2期生」と表記するのが自然です。
けやき坂46 3期生:上村ひなの
けやき坂46の3期生として配属されたのは、上村ひなの1人です。
ほかの2グループが複数人で新世代を形成したのに対し、上村ひなのは単独で3期生となりました。この点は、坂道合同オーディションの配属結果を振り返る際に特徴的なポイントです。
けやき坂46は2019年2月11日に日向坂46へ改名。上村ひなのは日向坂46の3期生として活動することになりました。
【坂道研修生のその後】18人の未配属から2020年の14人配属へ
坂道合同オーディションを理解するうえで、欠かせないのが坂道研修生の存在です。
2018年11月29日の公式発表では、39人の合格者のうち21人がグループに配属され、残る18人は坂道研修生としてレッスンを継続する予定とされました。
しかし、研修生として活動する過程では、すぐにグループの正規メンバーになるわけではありませんでした。レッスンや活動を続けながら、正式な配属を待つ期間が生まれたのです。
2019年:研修生15人が公式に活動を開始
2019年9月、坂道研修生の公式サイトが開設され、15人のプロフィールが公開されました。
公開された15人は、遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、黒見明香、幸阪茉里乃、佐藤璃果、髙橋未来虹、林瑠奈、増本綺良、松尾美佑、松岡愛美、森本茉莉、守屋麗奈、山口陽世、弓木奈於です。
さらに同年10月から11月にかけて、大阪・東京・愛知を巡る東名阪Zeppツアーも開催されました。公式発表では、15人が各グループの代表曲を取り入れたパフォーマンスを披露する予定とされていました。
この活動によって、研修生は単にレッスンを受けるだけの存在ではなく、ファンの前でパフォーマンスする機会も得ました。
2020年2月16日:14人の配属先が決定
2020年2月16日、坂道研修生の正式なグループ配属が発表されました。
乃木坂46 4期生:5人
黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、弓木奈於
欅坂46 2期生:6人
遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、増本綺良、守屋麗奈
日向坂46 3期生:3人
髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世
配属合計
この発表と同時に、松岡愛美については学業のため活動を辞退することも公表されました。
この結果、坂道研修生からは乃木坂46に5人、欅坂46に6人、日向坂46に3人が加入。欅坂46に配属された6人は、後に櫻坂46のメンバーとして活動することになります。
公式発表では、それぞれ先に加入していたメンバーと同じ期生として配属されています。つまり、乃木坂46では4期生、欅坂46では2期生、日向坂46では3期生です。
18人と15人の違いは何?
ここには、数字だけを見ると混乱しやすい部分があります。
2018年11月の公式発表で研修生としてレッスンを続けるとされたのは18人でした。一方、2019年9月に公式サイトやツアーで確認できる研修生は15人です。そして2020年2月には、その15人のうち14人の配属と松岡愛美の活動辞退が発表されました。
したがって、18人全員が15人の公開プロフィールに掲載されたわけではありません。2018年の未配属者18人と、2019年以降に公式に活動が確認できる15人を同じ人数として扱わないことが大切です。
また、公開資料だけでは、当初の18人と後に公開された15人の差に当たる3人について、個別の経緯を特定できません。研修生のその後を調べる場合は、2018年の配属予定人数と2019年の公開メンバー数を分けて見る必要があります。
【SHOWROOM審査の順位】人気ランキングと合格結果は別物
坂道合同オーディションでは、2018年8月14日から17日までSHOWROOM審査が実施されました。
候補者はエントリーナンバーで名乗り、個人配信を通じて視聴者と交流。一部の候補者は顔を出さずに配信していました。
当時のSHOWROOM公式イベントページには、配信内容、獲得ポイント数、順位などは審査過程の参考にするものの、直接的に合否には関係しないと記載されています。
つまり、SHOWROOMの順位が高いから合格、順位が低いから不合格という単純な仕組みではありませんでした。
合格者のSHOWROOMランキングで注目されたメンバー
ファンサイトがまとめた合格者対象の最終ランキングでは、現在も知られるメンバーの順位が紹介されています。
| 順位 | エントリーナンバー | メンバー | 最終配属 |
|---|---|---|---|
| 2位 | 66番 | 藤吉夏鈴 | 欅坂46 |
| 9位 | 18番 | 賀喜遥香 | 乃木坂46 |
| 18位 | 44番 | 森田ひかる | 欅坂46 |
| 40位 | 38番 | 遠藤さくら | 乃木坂46 |
| 66位 | 20番 | 上村ひなの | けやき坂46 |
出典:ファンサイトによる合格者対象のランキング整理。公式の合否順位ではありません。
この順位を見ると、SHOWROOMでの人気と、最終的な配属先が必ずしも比例していないことが分かります。
例えば、藤吉夏鈴はランキング上位に入り、欅坂46の2期生として配属されました。一方、遠藤さくらは同ランキングでは40位ですが、乃木坂46の4期生として加入し、その後グループを代表するメンバーへと成長しました。
SHOWROOMは候補者の個性や発信力を知る機会として大きな役割を果たしましたが、最終的な選考は配信順位だけで決まったわけではありません。ランキングを確認するときは、公式の審査基準とファンによる集計を混同しないことが重要です。
【2026年最新】青葉坂46オーディションは坂道合同と何が違う?
2026年には、乃木坂46・櫻坂46・日向坂46につながる新グループ「青葉坂46」のメンバー募集が始まりました。
これは過去の坂道合同オーディションを振り返るうえでも重要な動きです。2018年の合同オーディションと同じく3グループが関係していますが、選考後の活動設計は異なっています。
2026年8月18日、乃木坂46公式サイトなどで青葉坂46の設立とメンバー募集が発表されました。青葉坂46は1年間限定の新グループで、選ばれたメンバーは2027年に活動した後、乃木坂46・櫻坂46・日向坂46のいずれかに配属される計画です。
青葉坂46の募集概要と2026年10月31日時点の状況
応募期間は2026年8月18日から10月8日23時59分まで。応募資格は2026年10月8日時点で満12歳から満20歳までの女性とされました。
審査はWEB書類選考からオンライン審査、複数回の対面審査、最終合宿審査へと進む構成です。2026年10月31日時点では、二次審査の実施日程に10月31日と11月1日が設定されています。
| 審査段階 | 公式発表の日程 |
|---|---|
| 募集期間 | 8月18日~10月8日 |
| 1次審査 | WEB書類審査 |
| 2次審査 | 10月24日・25日・31日、11月1日 |
| 3次審査 | 11月28日~12月6日 |
| 4次審査 | 12月19日 |
| 最終対面審査 | 12月20日 |
| 最終合宿審査 | 12月27日~29日 |
出典:乃木坂46公式サイト、2026年8月18日付の募集概要。
2018年と2026年の大きな違い
| 比較項目 | 2018年坂道合同 | 2026年青葉坂46 |
|---|---|---|
| 募集対象 | 3グループの新メンバー | 1年間限定の新グループ |
| 選考後 | 直接配属または研修生 | 青葉坂46として活動 |
| 配属先 | 乃木坂・欅坂・けやき坂 | 乃木坂・櫻坂・日向坂 |
| 活動設計 | 配属後に各グループで活動 | 2027年の活動後に配属 |
| 配属発表 | 2018年11月29日 | 2027年12月19日予定 |
最も大きな違いは、選考後の所属と活動期間です。
2018年は合格者の一部が比較的早い段階で各グループに配属され、残るメンバーは研修生として別の活動期間を過ごしました。
一方、青葉坂46は、合格者だけで新グループを結成し、1年間の活動を経て既存の3グループに配属するという設計です。
2026年10月1日の乃木坂46公式発表では、2027年にダンスレッスン、ボイストレーニング、初披露イベント、冠番組、オリジナル楽曲のリリース、ミュージックビデオ制作などを行う予定とされています。
さらに、2027年12月19日に日本武道館で解散ライブと配属発表を実施する計画も公表されました。配属先は乃木坂46の7期生、櫻坂46の5期生、日向坂46の6期生です。
2018年の合同オーディションが各グループの世代交代を支える募集だったのに対し、青葉坂46は独立した期間限定活動を経て、3グループへ人材を送り出すプロジェクトとして位置づけられています。
【坂道合同オーディションに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:坂道合同オーディションの合格者は何人ですか?
A1:公式発表による最終合格者数は39人です。2018年8月の最終審査直後には38人と報道されましたが、11月29日に公式サイトが39人へ訂正しました。
Q2:坂道合同オーディションの倍率は何倍ですか?
A2:応募総数12万9,182人を合格者39人で割ると約3,312倍です。約3,400倍という数字は、当初報道された38人を基準にした計算に由来します。
Q3:坂道合同オーディションの合格者は全員すぐに配属されましたか?
A3:いいえ。2018年11月29日に最初に配属されたのは21人です。残る18人は坂道研修生としてレッスンを続ける予定と発表され、その後、2020年2月16日に14人の配属が発表されました。
Q4:坂道研修生は現在のどのグループに所属しましたか?
A4:2020年の配属では、乃木坂46に5人、欅坂46に6人、日向坂46に3人です。欅坂46は2020年10月に櫻坂46へ改名したため、現在のグループ名でいえば櫻坂46の2期生に当たります。
Q5:SHOWROOM審査で1位になれば合格できたのですか?
A5:そのような制度ではありません。SHOWROOM公式の説明では、配信内容やポイント、順位は審査過程の参考であり、直接的に合否を決定するものではないとされています。
Q6:青葉坂46オーディションは2026年10月31日現在も応募できますか?
A6:応募受付は2026年10月8日23時59分に終了しています。10月31日時点では、二次審査の日程が設定されており、最終合宿審査は12月27日から29日の予定です。
まとめ:坂道合同オーディションが残したものと2026年の新しい選考方式
坂道合同オーディションは、応募総数12万9,182人、最終合格者39人という坂道シリーズの大規模プロジェクトでした。
2018年11月29日に最初の配属先が発表され、乃木坂46の4期生11人、欅坂46の2期生9人、けやき坂46の3期生1人が誕生しました。その後、坂道研修生からも14人が2020年に正式配属されています。
この選考からは、遠藤さくら、賀喜遥香、森田ひかる、上村ひなのといった、各グループの次世代を象徴するメンバーが生まれました。さらに、黒見明香、弓木奈於、大園玲、守屋麗奈、髙橋未来虹らも、研修生としての期間を経て各グループで活動の場を広げています。
今回の歴史を振り返る際に押さえておきたい判断基準は3つです。
- 合格者数と配属人数を区別する:39人全員が2018年11月に配属されたわけではありません。
- 研修生の人数を時系列で確認する:当初の未配属18人、2019年に公開された15人、2020年の配属14人は、それぞれ異なる数字です。
- SHOWROOM順位と最終合否を混同しない:配信人気は審査の参考情報であり、公式に合否を決める順位ではありません。
そして2026年の青葉坂46は、1年間限定のグループ活動を経て既存3グループへ配属するという新しい方式を採用しました。
2018年の坂道合同オーディションが坂道シリーズの世代交代を支えたように、青葉坂46も2027年以降の乃木坂46・櫻坂46・日向坂46の新しい世代を形づくるプロジェクトとなりそうです。両者を比較すると、坂道グループが新メンバーを迎える仕組みと、その育成・配属の考え方が変化してきたことが見えてきます。 (出典: 坂道 合同 オーディション(Yahoo!ニュース))