45歳女性のリアルを2026年最新統計で検証!年収・貯蓄・婚活・健康の全貌
45歳女性の暮らしは、仕事、お金、恋愛、健康の面でどのように変わるのだろうか。キャリアを積み重ねて収入が安定する人がいる一方、転職や再就職を考え始める人もいる。結婚や独身生活、将来の貯蓄、更年期による体調の変化など、45歳という年齢には人生の選択を見直すテーマが重なってくる。
2026年10月時点で確認できる国税庁の「令和7年分民間給与実態統計調査」、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の2025年調査、IBJの「成婚白書2024」などをもとに、45歳女性の実態を数字から読み解く。平均年収や貯蓄額だけでなく、婚活の現実、恋愛の可能性、更年期への備え、老後資金の考え方まで、これからの人生を考えるための情報を整理した。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 年収:45~49歳女性の平均給与は377万円。国税庁の2025年分調査で確認できる最新の年齢別データ。
- 貯蓄:40代単身世帯の金融資産は平均859万円、中央値100万円。平均と実感には大きな差がある。
- 独身・婚活:2020年国勢調査における45~49歳女性の未婚率は19.2%。IBJの45歳以上女性の成婚率は15.7%。
- 健康:45~55歳頃は更年期の目安となる時期。身体的な変化に加え、肌や睡眠、骨の健康にも目を向けたい。
- 将来設計:転職、再就職、年金の確認、資産形成など、45歳から見直せる選択肢は多い。
【2026年最新】45歳女性の平均年収・貯蓄額は?同年代とのリアルな比較
45歳女性の経済状況を知るうえで、最初に確認したいのが年収と金融資産だ。40代半ばは、仕事での経験が蓄積される一方、住宅費、親の介護、子どもの教育費、老後資金など、複数の支出を意識し始める年代でもある。
45~49歳女性の平均年収は377万円
国税庁が2026年9月に公表した「令和7年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円だった。
このうち女性全体の平均は342万円。45~49歳女性の平均給与は377万円となっている。
同年代の男性は682万6,000円で、男女差は約305万6,000円。45~49歳では、男女の平均給与に依然として大きな開きがある。
同じ女性の年代別では、40~44歳が370万1,000円、45~49歳が377万円、50~54歳が375万5,000円。40代から50代前半にかけて、女性の平均給与は比較的近い水準で推移している。
ただし、この数字は民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者を対象とする平均値であり、すべての45歳女性の収入を表しているわけではない。自営業者、専業主婦、年間を通じて働いていない人などは、そのまま比較できない。
また、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」では、45~49歳女性の所定内給与額は月額30万5,700円。これは残業代や賞与を含まない基本的な月額賃金である。
国税庁の年収データと厚生労働省の月額賃金データは、調査対象や集計方法が異なる。両方を確認することで、給与の実態をより立体的に把握できる。
45歳女性の貯金額・貯蓄の目安は?平均と中央値の違い
貯蓄については、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査2025年」が参考になる。
40代の単身世帯では、金融資産保有額の平均は859万円、中央値は100万円だった。金融資産を保有していない世帯の割合は32.1%となっている。
この数字で注目したいのは、平均と中央値の差だ。平均は資産を多く持つ一部の世帯によって引き上げられるため、一般的な生活実感とは大きく異なることがある。
中央値100万円は、調査対象を資産額の順に並べたとき、中央に位置する金額だ。したがって、貯蓄が100万円に届いていないからといって、同年代から大きく遅れていると判断する必要はない。
なお、ここでいう金融資産には、預貯金だけでなく株式や投資信託なども含まれる。45歳女性だけを抽出した数字でもなく、40代の男女を含む単身世帯の統計である点には注意したい。
独身と二人以上世帯では貯蓄の状況が違う
同じ40代でも、単身世帯と二人以上世帯では金融資産の状況が異なる。
J-FLECの2025年調査では、二人以上世帯の40代は平均1,486万円、中央値500万円だった。単身世帯と比べると、平均・中央値ともに高い。
しかし、二人以上世帯には夫婦の収入や家計資産が含まれるため、単身女性個人の貯蓄と直接比較することはできない。住宅ローンや教育費などの負担も家庭によって異なる。
45歳から貯蓄を増やす場合は、同年代の平均を追いかけるより、まず生活費の数か月分を確保し、毎月の収支を把握することが現実的だ。そのうえで、生活防衛資金、数年以内に使うお金、老後に向けた長期資金を分けて考えたい。
【独身率と婚活の実態】45歳女性は結婚できる?恋愛の可能性をデータで検証
45歳になると、結婚している友人と独身の友人で生活環境が分かれ、恋愛や結婚について考える機会も変化する。独身であることを不安に感じる人もいれば、自分の時間や経済的な自由を大切にしている人もいる。
45~49歳女性の未婚率は19.2%
総務省統計局の2020年国勢調査によると、45~49歳女性の未婚率は19.2%だった。40~44歳女性では21.3%となっている。
ここでいう未婚率は、これまで結婚したことがない人の割合を指す。離婚経験者や配偶者と死別した人は別の区分となるため、未婚率と独身者全体の割合は同じではない。
また、この数字は2020年の45~49歳という5歳階級のデータであり、2026年現在の45歳女性だけを対象にした最新の割合ではない。
それでも、45歳前後で結婚経験のない女性が一定数存在することは明らかだ。独身という状態は特殊なものではなく、人生の多様な形の一つとして捉えられる。
IBJ成婚白書2024が示す45歳以上女性の婚活事情
結婚相談所を利用した女性の婚活事情を知る手掛かりとなるのが、IBJが2025年4月に公表した「成婚白書2024年度版」だ。
同白書は、IBJの婚活会員データを分析したもので、2024年の成婚組数は16,398組と過去最多を記録した。
注目されるのが、年齢層ごとの成婚率だ。女性の場合、45歳以上の成婚率は15.7%。40~44歳は22.5%、35~39歳は30.3%だった。
この結果から、結婚相談所の活動では年齢が成婚に関係する要素の一つになっていることが分かる。ただし、15.7%という数字はIBJの会員データに基づくものであり、日本全国の45歳以上女性が結婚できる確率を示すものではない。
成婚率は、成婚者を成婚者と退会者の合計で割って算出されている。婚活をしていない人や、マッチングアプリ、知人の紹介などで出会う人は、この集計の対象とは異なる。
45歳からの婚活で意識したい3つのポイント
1. 結婚後の生活を具体的に考える
45歳からの結婚では、単に相手の年収や職業を見るだけでなく、住む場所、仕事の継続、親の介護、家計管理、休日の過ごし方など、日常生活の相性が重要になる。
2. 年齢条件を固定しすぎない
相手の年齢や職業、年収などに条件を設けること自体は自然なことだが、希望条件が多すぎると出会いの機会を狭めてしまう。譲れない条件と柔軟に考えられる条件を分けておきたい。
3. 出会いの方法を目的に合わせる
結婚相談所は結婚への意思が明確な相手と出会いやすく、マッチングアプリは幅広い人との交流に向いている。友人の紹介や趣味の活動も選択肢になる。
結婚を急ぐ必要はないが、結婚を希望しているなら、出会いの機会を増やすために具体的な行動を始めることが大切だ。
45歳女性に恋愛の可能性はある?
45歳以降の恋愛に年齢による一律の期限はない。恋愛と結婚は別のものであり、結婚を目的としないパートナーシップや、お互いの生活を尊重する関係もある。
若い頃とは違い、仕事や生活習慣、家族との関係がある程度確立しているため、相手に求めるものが外見や条件だけではなく、価値観、会話の相性、安心感へと変わる人もいる。
IBJの成婚率は婚活サービス内の統計であり、45歳女性の恋愛能力や魅力を数値化したものではない。数字を参考にしながらも、自分がどのような関係を望むのかを明確にすることが先決だ。
【データ比較】45歳女性を取り巻く仕事・お金・結婚の関係性
ここまで取り上げた公的統計や民間調査は、それぞれ対象者や調査目的が異なる。数字を正しく理解するには、どの機関が、誰を対象に、何を測定したのかを整理する必要がある。
45歳女性の暮らしに関係する主要なデータと、その読み方をまとめた。
| 調査・関連機関 | 対象・主な数値 | 45歳女性の生活との関係 | 確認したいポイント |
|---|---|---|---|
| 国税庁・民間給与実態統計調査 | 45~49歳女性の平均給与377万円(2025年分) | 仕事・年収・同年代比較 | 1年を通じて勤務した給与所得者の平均 |
| 厚生労働省・賃金構造基本統計調査 | 45~49歳女性の所定内給与額30万5,700円(月額) | 月給・賃金水準 | 賞与や残業代を含まない |
| J-FLEC・家計の金融行動に関する世論調査 | 40代単身世帯の平均859万円、中央値100万円 | 貯蓄・資産形成・老後資金 | 男女を含む単身世帯の金融資産 |
| 総務省統計局・国勢調査 | 45~49歳女性の未婚率19.2%(2020年) | 独身率・結婚状況 | 離婚・死別とは区別される未婚率 |
| IBJ・成婚白書2024 | 45歳以上女性の成婚率15.7% | 婚活・結婚の実態 | IBJの婚活会員を対象とした数値 |
| 厚生労働省・雇用動向調査 | 45~49歳女性の転職入職率10.7%(2024年) | 転職・再就職 | 実際の転職入職の割合 |
| 厚生労働省・女性の健康支援資料 | 更年期の目安は45~55歳 | 更年期・美容・健康 | 症状や閉経時期には個人差がある |
| 日本年金機構 | 2026年度の老齢基礎年金満額は月額70,608円 | 年金・老後設計 | 40年間の納付を前提とした満額 |
この表から分かるのは、45歳女性の生活を一つの数字で説明することは難しいという点だ。
年収は就業形態や勤続年数によって変わり、貯蓄は単身か複数人世帯かによって異なる。結婚についても、国勢調査の未婚率と結婚相談所の成婚率は、そもそも測定している対象が違う。
統計を比較する際は、調査年、対象者、定義の3点をそろえることが欠かせない。
【転職・再就職】45歳女性の仕事事情とキャリアの選択肢
45歳は、仕事における経験や専門性が評価される一方、今後の働き方を見直す人も増える年代だ。現在の職場でキャリアを継続するか、転職するか、再就職を目指すかによって、その後の収入や生活設計も変わってくる。
45~49歳女性の転職入職率は10.7%
厚生労働省の「令和6年雇用動向調査」によると、2024年の45~49歳女性の転職入職率は10.7%だった。同年代男性は6.0%で、女性のほうが高い。
女性の就業形態別では、一般労働者が8.3%、パートタイム労働者が14.1%となっている。
これは転職して新たな職場に入った人の割合であり、転職希望者の割合や転職成功率とは異なる。それでも、45~49歳の女性が実際に転職していることを示すデータだ。
45歳から転職するメリットと注意点
45歳女性が転職するメリットは、これまでの職務経験を生かせることだ。マネジメント、営業、経理、人事、医療・介護、接客、専門資格など、経験を具体的な実績として説明できれば、採用側に強みを伝えやすい。
一方で、希望する年収や勤務時間、勤務地、雇用形態をすべて満たす求人は限られる場合もある。未経験分野への転職では、年収が一時的に下がる可能性も考慮したい。
転職活動では、次の点を確認しておくと判断しやすい。
- 現在の年収と転職後に必要な最低年収
- 正社員、契約社員、パートなどの希望雇用形態
- これまでの経験を生かせる職種
- 通勤時間や勤務時間、休日の条件
- 社会保険や退職金、企業年金などの待遇
- 60歳以降も働ける環境かどうか
ブランクがある45歳女性の再就職
育児や介護、家庭の事情などで仕事から離れていた女性にとって、45歳からの再就職は不安が伴う。
ただし、離職期間があるからといって、これまでの経験が失われるわけではない。事務処理能力、コミュニケーション、顧客対応、調整業務、家計管理など、過去の経験から仕事に応用できるスキルを整理することが出発点になる。
資格取得を考える場合も、資格そのものの数を増やすより、希望する仕事で実際に必要とされるものを選ぶほうが効率的だ。
ハローワークの職業相談や職業訓練、自治体の就労支援なども活用できる。最初から理想の条件にこだわりすぎず、将来のキャリアにつながる仕事を選ぶ視点も持っておきたい。
【更年期と健康診断】45歳女性に現れやすい身体の変化とは?
45歳女性の健康を考える際に外せないのが更年期だ。仕事や家庭で責任が増える時期と、女性ホルモンが大きく変化する時期が重なるため、身体だけでなく精神面にも影響が出ることがある。
更年期は45~55歳頃が目安
厚生労働省の女性の健康支援資料では、更年期は閉経を挟んだ前後約10年間とされ、一般的には45~55歳頃が目安となっている。
日本人女性の平均的な閉経年齢は51歳前後とされるが、実際の閉経時期には個人差がある。45歳で更年期の症状が出る人もいれば、ほとんど変化を感じない人もいる。
主な更年期症状には、次のようなものがある。
- ホットフラッシュ:急なほてり、のぼせ、発汗
- 自律神経に関係する症状:動悸、めまい、熱っぽさ
- 精神的な症状:イライラ、不安、気分の落ち込み
- 睡眠の変化:寝つきの悪さ、夜中に目が覚める
- 身体的な不調:倦怠感、肩こり、関節痛、頭痛
- 記憶や集中力の変化:物忘れ、集中力の低下
厚生労働省の資料では、更年期症状の期間は平均約7年とされ、10年以上続く人もいる。症状がほとんどない人もいるため、同じ45歳でも体調には大きな違いがある。
更年期障害と更年期症状は同じではない
更年期症状があることと、更年期障害と診断されることは同じではない。
更年期障害とは、更年期に現れる多様な症状のうち、日常生活に支障が出るほど強い状態を指す。仕事に集中できない、睡眠が取れない、気分の落ち込みが続くなど、生活への影響が大きい場合は医療機関への相談を検討したい。
婦人科では、症状に応じてホルモン補充療法や漢方療法などが検討されることがある。
また、疲れやすさ、動悸、めまい、気分の落ち込みなどは、甲状腺疾患や貧血、うつ病など別の病気でも起こり得る。自己判断ですべてを更年期のせいにせず、必要に応じて検査を受けることが大切だ。
45歳女性が意識したい健康診断・婦人科検診
45歳は、生活習慣病や女性特有の病気についても定期的に確認したい年代だ。
特に確認したい検診は次のとおり。
- 乳がん検診:40歳以上の女性は原則2年に1回、マンモグラフィによる検診が推奨される。
- 子宮頸がん検診:20歳以上は定期的な受診が推奨される。従来の細胞診は2年に1回。自治体の実施体制によっては、30歳以上を対象とするHPV検査単独法を5年に1回受けられる場合もある。
- 大腸がん検診:40歳以上は原則として年1回の便潜血検査が推奨される。
- 肺がん検診:40歳以上は原則として年1回の胸部X線検査が推奨される。
これらは国立がん研究センターのがん検診情報や厚生労働省の指針に基づくものだ。自治体によって実施方法や対象者への案内が異なるため、住民検診の内容も確認したい。
職場の定期健康診断についても、血圧、血糖、脂質、肝機能などの結果を前年と比較することが重要だ。45歳を機に、健康診断の結果を保管し、数値の変化を継続して確認する習慣をつけたい。
なお、乳房のしこりや血性の分泌物、不正出血、閉経後の出血など、気になる症状がある場合は、定期検診を待たずに医療機関を受診する必要がある。
【美容・見た目の変化】45歳女性の肌・体型・若々しさを左右する要素
45歳になると、肌の乾燥やハリの変化、体型の変化、白髪などが気になり始める人もいる。こうした変化には、加齢だけでなく女性ホルモンの変動や生活習慣も関係している。
肌の乾燥やハリの変化はなぜ起きる?
女性ホルモンの一つであるエストロゲンには、皮膚の潤いや骨の健康を保つ働きがある。
厚生労働省の女性の健康支援資料でも、エストロゲンの低下に伴って肌の潤いが失われたり、骨がもろくなったりする可能性が示されている。
そのため、45歳前後では、以前より肌が乾燥しやすい、化粧のりが変わった、肌の弾力が気になるといった変化を感じることがある。
ただし、すべての肌の変化が更年期によるものではない。紫外線、睡眠不足、喫煙、栄養状態、遺伝なども関係する。
45歳から取り入れたい美容習慣
美容面で意識したいのは、高価な化粧品を次々と試すことより、日常の基本的なケアを継続することだ。
- 保湿:洗顔後は肌の状態に合わせて保湿し、乾燥を防ぐ。
- 紫外線対策:日焼け止めや帽子などを活用し、日常的に紫外線を避ける。
- 睡眠:睡眠時間と生活リズムを整え、疲労を蓄積させない。
- 食生活:たんぱく質、野菜、カルシウムなどをバランスよく摂取する。
- 運動:ウォーキングや筋力トレーニングを取り入れ、筋肉量の維持を意識する。
見た目の若々しさは年齢だけで決まらない
45歳女性の見た目は、個人差が大きい。年齢を重ねることで自然に生じる変化はあるものの、体型、肌質、髪質、ファッションの好みは一人ひとり違う。
若く見えることだけを目標にする必要はない。自分の体調や生活に合った服装やヘアスタイルを選び、健康的な状態を保つことが、長期的な美容につながる。
特に更年期に伴う体型変化が気になる場合は、過度な食事制限よりも、筋力維持と栄養バランスを重視したい。
【老後資金・年金】45歳女性が今から準備しておきたい将来のお金
45歳から老後までには、まだ一定の準備期間がある。現在の貯蓄額だけを見るのではなく、将来の年金収入、生活費、働き続ける期間を組み合わせて考えることが重要だ。
2026年度の老齢基礎年金はいくら?
日本年金機構が公表した2026年度の老齢基礎年金の満額は、昭和31年4月2日以後生まれの人の場合、月額70,608円、年額847,300円となっている。
これは20歳から60歳までの40年間、国民年金保険料をすべて納付した場合の金額だ。未納期間や免除期間がある場合は、受給額が変わる。
会社員として厚生年金に加入していた人は、老齢基礎年金に加えて老齢厚生年金を受け取る仕組みになっている。厚生年金の加入期間や報酬額によって、受給額には個人差が生じる。
なお、2026年度の標準的な厚生年金額として公表されている月額23万7,279円は、平均的な収入で40年間働いた男性と、老齢基礎年金が満額の配偶者を想定した夫婦2人分のモデル額である。45歳女性個人の年金額として使うことはできない。
45歳女性の年金見込み額を確認する方法
将来の年金額を把握するには、日本年金機構の「ねんきんネット」や厚生労働省の「公的年金シミュレーター」が役立つ。
ねんきんネットでは、自分の加入記録を確認しながら、今後の働き方や受給開始年齢などを設定して年金見込み額を試算できる。
また、2026年4月からは公的年金シミュレーターに老齢年金に加えて障害年金やiDeCoの試算機能も追加され、試験運用されている。
45歳で確認しておきたいのは、次の項目だ。
- 国民年金・厚生年金の加入期間
- 保険料の未納期間や免除期間
- これまでの標準報酬額や給与履歴
- 今後も会社員として働く場合の年金見込み額
- 自営業やパートなどに働き方を変更した場合の影響
老後資金は2,000万円という数字だけで判断しない
老後資金については、いわゆる2,000万円問題が話題になることがある。しかし、必要な金額は住居費、生活水準、年金額、健康状態、家族構成などによって異なる。
例えば、持ち家で住宅ローンが完済している人と、老後も賃貸住宅に住み続ける人では、必要な住居費が違う。単身世帯と夫婦世帯でも支出の構造は異なる。
そこで、45歳からの老後資金準備では、次の計算を出発点にするとよい。
老後の不足資金=(毎月の想定生活費-毎月の年金収入)×12か月×想定する老後年数
実際には医療費、介護費、住宅修繕費、物価上昇なども考慮する必要がある。計算した不足額をもとに、預貯金やNISA、iDeCoなどを組み合わせて準備する方法を検討したい。
投資商品には元本割れのリスクがあるため、生活費や近い将来に使う予定のお金まで投資に回すのは避けたい。まずは生活防衛資金を確保し、無理のない金額から長期的な資産形成を進めることが基本になる。
【プロの結論】45歳女性の人生はここからどう変わる?後悔しない選択基準
45歳は、これまでの経験を生かしながら、これからの人生を具体的に設計し直せる時期だ。仕事、結婚、お金、健康のすべてを一度に変える必要はない。まずは、自分にとって優先順位の高い課題を見極めることが重要になる。
45歳女性が優先したい5つの行動
1. 年収と働き方を整理する
現在の給与だけでなく、今後の昇給可能性、退職金、社会保険、勤務時間なども確認する。転職を考えるなら、現職を続ける場合との生涯収入の違いも考慮したい。
2. 貯蓄額ではなく家計全体を把握する
預貯金、投資資産、保険、住宅ローンなどを一覧にし、毎月の収支を確認する。平均貯蓄額に届いているかより、将来の支出に対応できるかが重要だ。
3. 結婚するかどうかを自分の意思で決める
結婚したいなら出会いの場を増やす。独身生活を続けたいなら、住居、資産形成、老後の生活支援などを整える。どちらの選択にも、それぞれの準備がある。
4. 健康診断と婦人科検診を習慣化する
更年期の不調を我慢し続けず、必要に応じて婦人科や内科を受診する。乳がんや子宮頸がんの検診も定期的に受けたい。
5. 65歳以降の生活を数字で考える
年金見込み額を確認し、老後の生活費と比較する。45歳からの20年間を準備期間として考えれば、働き方や資産形成の選択肢を検討する時間は残されている。
45歳女性に向いている選択・慎重に考えたい選択
45歳からの人生設計では、周囲の価値観ではなく、自分の経済状況と希望に合った選択をすることが大切だ。
- キャリアを伸ばしたい人:現在の経験や資格を生かせる職場への転職、専門性の強化を検討する。
- 家庭や健康を優先したい人:勤務時間や通勤負担を見直し、長く続けられる働き方を探す。
- 結婚を希望する人:結婚相談所やマッチングサービスなど、目的に合った出会いの場を活用する。
- 独身生活を続けたい人:住居、老後資金、緊急時の支援体制を早めに整える。
- 貯蓄が少ない人:一度に大きな投資をするのではなく、家計の固定費削減と積立の継続を優先する。
反対に、年収を上げたいという理由だけで十分な比較をせずに転職したり、結婚への焦りから相手の価値観を確認せずに関係を進めたりすることは慎重に考えたい。
また、美容や健康についても、年齢に対する不安から過剰な施術や極端なダイエットに走る必要はない。長く続けられる生活習慣と、適切な医療を選ぶ視点が大切だ。
【45歳女性に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:45歳女性の平均年収はいくらですか?
A1:国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査では、45~49歳女性の平均給与は377万円です。これは1年を通じて勤務した給与所得者の平均であり、パートや自営業者などを含むすべての45歳女性の平均ではありません。
Q2:45歳女性の独身率はどのくらいですか?
A2:総務省の2020年国勢調査では、45~49歳女性の未婚率は19.2%です。これは結婚経験のない人の割合で、離婚経験者や死別した人を含む独身者全体の割合とは異なります。
Q3:45歳から婚活を始めても結婚できますか?
A3:結婚の可能性はあります。IBJの成婚白書2024では、45歳以上女性の成婚率は15.7%でした。ただし、これはIBJの婚活会員を対象とした数値です。出会いの方法や希望条件、活動状況によって結果は変わります。
Q4:45歳女性は更年期の症状が出始める年齢ですか?
A4:45歳は更年期の目安に入る年齢です。ほてり、発汗、睡眠障害、疲労感、肩こり、気分の変化などが現れることがあります。ただし個人差が大きく、症状がない人もいます。日常生活に支障がある場合は婦人科などに相談してください。
Q5:45歳女性は老後資金をいくら準備すればよいですか?
A5:一律の正解はありません。将来の年金見込み額、住居費、生活費、医療・介護費などによって必要額は変わります。まずは日本年金機構のねんきんネットで年金額を確認し、想定する老後の支出との差額を計算することが第一歩です。
まとめ:45歳女性の2026年は人生設計を見直す大切な節目
45歳女性を取り巻く環境は、仕事、お金、恋愛、健康のそれぞれで変化している。
2026年時点の最新統計では、45~49歳女性の平均給与は377万円、40代単身世帯の金融資産は平均859万円・中央値100万円だった。2020年国勢調査では同年代女性の未婚率が19.2%で、IBJの成婚白書2024では45歳以上女性の成婚率が15.7%となっている。
一方、45~49歳女性の転職入職率は10.7%であり、転職や再就職に取り組む人もいる。健康面では更年期を意識する時期に入り、婦人科検診や生活習慣の見直しも大切になる。
ただし、これらの平均値や割合は、個人の人生の可能性を決めるものではない。年収が平均より低くても、安定した家計を築いている人はいる。独身でも充実した生活を送る人もいれば、45歳から新しい恋愛や結婚に進む人もいる。
45歳は、何かを諦める年齢ではなく、これからの人生に必要なものを選び直す年齢だ。
仕事の経験を生かし、お金の流れを整え、健康を守り、自分が望む人間関係を築く。今の自分の状況を正しく把握することが、50代、60代、そしてその先の暮らしを豊かにするための第一歩になる。 (出典: 45 歳 女性(Yahoo!ニュース))