【選挙区を詳しく解説】東京11区は東京都のどこ?板橋区の区域を確認
東京都第11区は、東京都板橋区に設けられた衆議院小選挙区です。選挙区の定数は1人で、区域内の有権者が小選挙区選挙で候補者1人に投票します。
東京都選挙管理委員会が公表している現行の選挙区一覧では、板橋区の本庁管内と赤塚支所管内の一部が東京11区に含まれています。板橋区の全域が東京11区というわけではありません。
東京11区に含まれる主な地域には、次のような町名があります。
- 板橋・加賀・大山東町・大山金井町
- 熊野町・中丸町・南町・仲宿
- 大山町・大山西町・栄町・幸町
- 中板橋・仲町・弥生町・本町
- 常盤台・上板橋・南常盤台・東新町
- 小茂根・向原・大谷口
- 志村・小豆沢・前野町
- 中台・若木・西台の一部
- 成増・赤塚・徳丸・四葉
- 桜川・東山町・三園の一部
このほかにも対象地域があり、丁目や番地によって選挙区が分かれる場所もあります。とくに西台や坂下などは、町名だけで判断すると間違える可能性があります。
正確な区域を確認する場合は、東京都選挙管理委員会の「衆議院小選挙区選出議員の選挙区」と板橋区の区割り案内が基準になります。
【東京11区と東京12区の違い】板橋区の境界はどこにある?
東京11区と東京12区の大きな違いは、選挙区を構成する行政区域です。
東京11区は板橋区だけで構成されます。一方、東京12区は北区全域と板橋区の一部を合わせた選挙区です。
つまり、同じ板橋区に住んでいても、住所によって投票する小選挙区が異なります。
東京12区に属する板橋区の区域
板橋区が公表する現行の区割りでは、次の地域が東京12区に指定されています。
- 坂下一丁目27番、29~41番
- 坂下二丁目・三丁目
- 東坂下二丁目
- 蓮根一丁目~三丁目
- 相生町
- 高島平一丁目~九丁目
- 新河岸一丁目~三丁目
- 舟渡一丁目~四丁目
上記の地域を除く板橋区内の区域が、原則として東京都第11区に該当します。
この境界が重要なのは、東京12区が板橋区だけの選挙区ではないためです。北区の有権者と板橋区の一部地域の有権者が、同じ東京12区で衆議院議員を選びます。
東京11区と東京12区の比較
東京都第11区
板橋区のうち東京12区に指定された区域を除く地域
東京都第12区
北区全域と、板橋区の坂下・蓮根・高島平・新河岸・舟渡など
住所から選挙区を判断するときは、区名だけでなく丁目・番地まで確認することが大切です。マンション名や最寄り駅が同じでも、境界付近では所属する選挙区が異なる可能性があります。
【2026年衆院選の開票結果】東京11区の候補者一覧と得票数
2026年2月8日に執行された第51回衆議院議員総選挙では、東京11区の小選挙区に7人が立候補しました。
東京都選挙管理委員会が2026年2月9日午前10時5分に確定した開票結果と、板橋区が公表した候補者別得票数は一致しています。
当選したのは自由民主党の下村博文氏です。得票数は69,077票で、2位のあくつ幸彦氏に16,076票差をつけました。
東京11区の候補者・政党・得票数一覧
出典:東京都選挙管理委員会「令和8年2月8日執行 衆議院議員選挙開票結果詳細」、板橋区公式開票結果。得票数は小選挙区の確定値。
下村博文氏と阿久津幸彦氏の得票差は?
今回の東京11区で特に注目されるのが、下村博文氏とあくつ幸彦氏の競り合いです。
両者の得票差は16,076票でした。
下村氏は69,077票を獲得し、候補者票の合計に対する割合は約31.49%。あくつ氏は53,001票で約24.16%でした。
小選挙区制では、原則として最も多くの票を獲得した候補者が当選します。過半数の得票が当選の条件ではありません。そのため、下村氏の得票率が50%を超えていなくても、ほかの6候補を上回ったことで議席を獲得しています。
なお、東京都選挙管理委員会の資料では、候補者名の表記は「あくつ幸彦」となっています。政治家としての阿久津幸彦氏を指す候補者です。
また、小選挙区の候補者別得票数と比例代表の政党別得票数は別の集計です。小選挙区で候補者に投票した票を、比例代表の政党票と混同しないよう注意が必要です。
【東京11区の投票率】2026年は前回選挙からどう変わった?
2026年2月8日の東京11区の最終投票率は57.45%でした。
板橋区が公表した投票結果によると、今回の投票率は2024年10月27日に行われた前回衆議院議員選挙の53.98%を上回っています。
2026年2月8日・東京11区の最終投票率
2024年衆院選:53.98%
前回からの変化
当日有権者数
390,467人
投票者数
224,332人
男女別では、男性の投票率が58.02%、女性が56.91%でした。男性が女性を1.11ポイント上回っています。
ここで注意したいのは、57.45%という数値が小選挙区の最終投票率であり、当日の投票だけを集計した数字ではないことです。板橋区の公表資料には、期日前投票、不在者投票、在外選挙人の投票を含むと記載されています。
また、224,332人という投票者数と候補者別得票数の合計219,385票は異なります。前者は投票した人数、後者は候補者に対する有効な得票の集計です。
今回の投票率上昇は、選挙への参加状況を比較するうえで重要な数字です。ただし、投票率だけから特定候補への支持が増えた理由や、有権者の政治意識の変化まで断定することはできません。
【区割り変更の経緯】2017年・2022年に東京11区はどう変わった?
東京11区の現在の区域を理解するには、衆議院小選挙区の区割り変更の歴史を押さえる必要があります。
選挙区の境界は一度決めたら永久に変わらないものではありません。人口の移動や地域ごとの有権者数の変化に対応するため、法律に基づいて見直されます。
2017年:板橋区の一部が東京12区に移る
2017年には衆議院小選挙区の区割り変更が実施され、板橋区の一部が東京11区から東京12区に移りました。
当時の国会審議では、板橋区について東京11区から東京12区に移る区域の人口割合が約2.5%と説明されています。この段階ですでに、板橋区内で複数の衆議院選挙区に分かれる仕組みが存在していました。
2022年:10増10減に伴う大規模な区割り改定
次の大きな転換点は2022年です。
2020年国勢調査の結果を踏まえ、衆議院議員選挙区画定審議会は2022年6月16日に区割り改定案を勧告しました。その後、公職選挙法の一部改正が同年11月28日に公布され、12月28日に施行されています。
今回の見直しは、いわゆる10増10減です。東京都では小選挙区が5議席増え、全国では25都道府県の140選挙区が改定対象となりました。
区割りの基本的な考え方には、一票の格差をできるだけ小さくすることがあります。衆議院議員選挙区画定審議会設置法では、人口の格差だけでなく、行政区画、地勢、交通などの事情も考慮することが定められています。
東京11区の現在の位置づけ
2022年の改定後、板橋区における区割りは現在の形になりました。
- 東京11区:板橋区のうち東京12区以外の区域
- 東京12区:北区全域と板橋区の指定区域
板橋区の公式案内では、2022年12月28日以降に公示される衆議院議員総選挙から新しい区割りを適用すると説明されています。
したがって、2026年2月8日の衆院選は、この改定後の選挙区を前提に実施された選挙です。以前の選挙区情報をそのまま現在の住所に当てはめると、東京11区と12区を取り違える可能性があります。
【東京11区を調べる際の注意点】住所・候補者・選挙結果の正しい見方
東京11区を検索するときは、何を知りたいのかによって確認すべき資料が異なります。
自分の住所が東京11区か知りたい場合
板橋区の公式区割り案内で、丁目と番地を確認してください。とくに坂下、西台、蓮根などの境界付近では、町名だけで判断しないことが大切です。
2026年の当選者を知りたい場合
東京都選挙管理委員会の小選挙区開票結果を確認します。下村博文氏が当選し、得票数は69,077票です。速報段階の数字ではなく、確定した開票結果を参照するのが適切です。
過去の選挙と比較したい場合
2017年、2021年、2024年、2026年では、適用される選挙区の区割りや政治状況が異なります。候補者の得票数を単純に比較するだけでは、地域の支持傾向を正しく把握できない場合があります。
特に区割り変更をまたいで比較するときは、選挙区の構成地域が同じかどうかを先に確認する必要があります。
また、下村博文氏や阿久津幸彦氏などの候補者個人の得票数と、政党が獲得した比例代表票は別々に扱うべきデータです。候補者の当落を確認するときには、小選挙区の結果を優先して確認しましょう。
【東京11区に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:東京11区は東京都の何区にありますか?
A1:東京11区は東京都板橋区にあります。行政上の11番目の区ではなく、衆議院議員総選挙の小選挙区です。
Q2:板橋区は全域が東京11区ですか?
A2:いいえ。坂下、蓮根、高島平、新河岸、舟渡などの指定区域は東京12区です。それ以外の板橋区内の区域が原則として東京11区になります。
Q3:2026年の東京11区の当選者は誰ですか?
A3:自由民主党の下村博文氏です。2026年2月8日の衆院選で69,077票を獲得しました。
Q4:東京11区の2026年衆院選の投票率は何%でしたか?
A4:最終投票率は57.45%です。2024年10月の前回衆院選の53.98%から3.47ポイント上昇しました。
Q5:東京11区と東京12区は同じ板橋区内にありますか?
A5:はい。両選挙区とも板橋区の一部を含みます。ただし、東京11区は板橋区単独、東京12区は北区と板橋区の一部で構成されています。
Q6:東京11区の区割りはいつ変更されましたか?
A6:2017年と2022年に大きな区割り変更がありました。現在の区割りは2022年12月28日施行の改正公職選挙法に基づいています。
まとめ:東京11区の区域と2026年衆院選の結果を正しく理解する
東京11区は、東京都板橋区に設けられた衆議院小選挙区です。板橋区全域ではなく、東京12区に割り当てられた区域を除いた地域が対象となっています。
東京12区は北区全域と板橋区の一部で構成されるため、同じ板橋区に住んでいても、住所によって投票する選挙区が異なります。
2026年2月8日の衆議院議員総選挙では、7人が立候補し、下村博文氏が69,077票を獲得して当選しました。あくつ幸彦氏は53,001票で2位となり、両者の得票差は16,076票でした。最終投票率は57.45%です。
また、現在の区割りは2022年の衆議院小選挙区改定を経て確定したものです。2017年以前や2021年の選挙情報とは区域が異なるため、過去の候補者や得票数を比較するときには注意が必要です。
東京11区を調べる際の判断基準は、住所なら板橋区の公式区割り、当選者や得票数なら東京都選挙管理委員会の確定結果、制度の変更なら総務省の区割り改定資料です。この3種類の公的資料を使い分けることで、選挙区の境界と選挙結果を正確に把握できます。 (出典: 東京 11 区(Yahoo!ニュース))
加藤 雅人 (Masato Kato)
デジタルマーケター最新のトレンドや話題のニュースをわかりやすく解説するWebライターです。読者の皆様に役立つ情報を日々お届けしています。
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